12日に行われたコパ・リベルタドーレスのグレミオとインテルナシオナルの“クラシコ・グレナル”で8枚のレッドカードが乱れ飛ぶ大乱闘が起こった。
共にポルト・アレグレに本拠地を構えるグレミオとインテルナシオナルの両雄は、奇しくも今シーズンのコパ・リベルタドーレスのグループステージで同組に。

試合前から両チームのサポーターがバチバチに戦う姿勢を見せていた中、グレミオホームで行われた試合は前半に5枚のイエローカードが飛び交うなど、ダービーらしい激しい展開に。

それでも、試合が0-0の拮抗した状態で推移していったこともあり、後半は球際で激しいバトルを繰り広げながらも、ピッチ内で大きな問題が生じることはなかった。

しかし、試合終了間際の88分にタッチライン付近で起こった小競り合いをキッカケにベンチサイドの控え選手やチームスタッフまでピッチになだれ込む大乱闘に発展。

殴る蹴るの大太刀回りが繰り広げられた中、ピッチ上でプレーしていた両チームの3選手ずつにレッドカードが掲示されたほか、控え選手1人ずつにレッドカードが掲示され、両チーム4人ずつが退場処分を科された。

その後、軍警察の介入などもあり約15分ほどの中断を経て再開された試合は痛み分けのドローに終わった。

現在、ブラジルでは新型コロナウイルス感染者数は数十人単位と比較的落ち着いているが、試合前の握手の自粛など様々な予防策の必要性が訴えられている。だが、生きるか死ぬかのダービーにおいてはそういった細かいことは関係ないのかもしれない。

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