2020年2月末、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大を受け、政府は全国小中高校の臨時休校方針を発表。

その影響により、多くの卒業式の中止や延期を決める学校が相次いでいます。

学生生活における大きなイベントの1つである卒業式の中止に、学生からは悲しみの声が上がる中、YouTuberのHIKAKIN(以下、ヒカキン)さんが『卒業式が出来なかったみんなへ、ヒカキンより。』というタイトルで動画を配信。

若者を中心に高い人気を誇るヒカキンさんが語った思いに、感謝や感動の声が寄せられています。

ヒカキン 卒業生に向けた動画で語った思い

学校生活を共に過ごしてきた仲間たちと別れを惜しむこともできず、新生活へと投げ出される不安や悲しみ、そんなどこにぶつけていいかも分からない気持ちが、みなさんの中に取り巻いているのではないでしょうか。

HikakinTV ーより引用

「小学校、中学校、高校と卒業式があった自分は、みんなの気持ちを想像できても、本当の意味で分かることはできない」と語るものの、学生たちが抱く不安や悲しみに寄り添う言葉を語るヒカキンさん。

さらに、「人生の先輩として、誤解を恐れずに伝えたいことがある」として、こうも続けます。

この誰も味わったことのない特別な経験は今後あなたの人生において絶対に財産になります。絶対に。

別れを惜しむことや卒業式ができなかったからといって、みんなが友達と過ごした時間、築いてきた絆がなくなることなんて絶対にありません。

むしろコロナウイルスという強大な敵が現れたことによって、みんなの仲間との絆はより強いものになると確信しています。

HikakinTV ーより引用

また、休校期間中の時間について、ヒカキンさんは「ぜひ家族との時間に使ってほしい」とも語っていました。

卒業式は本来、育ててくれた親御さんへの感謝の意味もあります。あなたの成長した姿を卒業式で見るのを、お父さんお母さんは心から楽しみにしていたはずです。

ぜひこの休みの期間をきっかけに家族との時間をたくさん作り、親孝行してください。

HikakinTV ーより引用

最後に、「みなさんの今、1番の悲劇である休校や卒業式の中止という出来事は、長い人生のマラソンにおいてきっとドラマを生み、必ずプラスになると僕は信じております」と語り、学生たちにエールを送ったヒカキンさん。

動画は収益につながらない形で投稿され、ヒカキンさんの思いや力強いメッセージに多くの感謝の声が寄せられています。

・もう学生じゃないけど、見ていて涙が出た。

・進学で友達と離れ離れになるのに、卒業式ができなくて落ち込んでいたけど、ヒカキンの動画を見て元気が出た!ありがとう。

・私は卒業する身じゃないけど、とても感動しました。全国の卒業する皆様、卒業おめでとうございます。そして新生活頑張ってください!

友人たちに別れを告げる機会を失い、多くの学生がつらい思いをしていることでしょう。

しかし、ヒカキンさんが語った「必ずプラスになる」という言葉に励まされ、前に進む勇気が持てた学生も多いはずです。

卒業式を迎えるすべての学生のみなさん、本当にご卒業おめでとうございます。


[文・構成/grape編集部]

出典
卒業式が出来なかったみんなへ、ヒカキンより。