新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の蔓延によって、入手しづらくなっているマスク

マスクを欠かすことができない医療現場でも不足し始めたため、政府は対策を検討し、国がマスクを確保して必要な医療機関に優先配布を行うことを発表しています。

マスクの増産も急がれる中、ある企業がマスク製造のために立ち上がり、話題となりました。

『大志』が取得していた工場でマスクの製造開始

立ち上がったのは、中古農機具の整備や販売を手掛ける鳥取県鳥取市の企業『大志』。2020年3月10日に抗ウイルスマスク製造を発表し、その経緯が「まるで漫画や映画のようだ」とネット上を沸き立たせています。

大志の谷口建二社長は、2017年マスク工場を取得。産経新聞によると、その際、前の工場の持ち主から次のように聞いていたと語っています。

谷口健二社長は「工場を購入する際に感染症の流行は周期的に来ると聞いていたので、原料を保管するなど備えはしていた」と説明する。

産経新聞 ーより引用

感染症の流行は周期的に来る」と聞き、有事に備えて工場をとっておく決断をした谷口社長。コロナウイルスの流行を受けると、旧工場の関係者たちの協力を得て約1か月かけて再稼働の準備を進めました!

3月中旬には製造を始め、当面は鳥取市とその周辺に優先的に販売するとのことです。

大志の発表を知った人々からは、感染症の流行を見越して工場を解体しなかった谷口社長に、称賛の声が相次いで寄せられました。

・胸が熱くなる展開!かっちょえー!

・社名がこれほどピッタリな会社も珍しい。

・漫画や映画でしか見たことのない展開だぞ…。

・日本は、こういった先見の明のある人々に支えられているんだなあ。

マスク不足の解消に向けて、元からマスクを製造しているメーカーが増産することは予想できます。しかし、取得したマスク工場の再稼働をする企業が出てくることなど、誰が想像できたでしょうか。

大志は、需要がある限りマスクの製造を続ける方針とのこと。

人々の助けになろうとする、その大きな志は、コロナ収束に向けた確かなひと押しとなることでしょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
産経新聞
※写真はイメージ