今季のリーグ戦もいよいよ佳境に。現在は新型コロナウイルスの影響で各国中断となっているが、ここまでエースとして誰が一番チームに貢献しているのだろうか。
『WhoScored』のチーム内得点率から導き出してみた。
ダニー・イングス(サウサンプトン)
リヴァプールでは選手層の厚さや怪我も重なり、輝くことはできなかったが、自身の出身地でもあるサウサンプトンに戻って2年目となる今季は得点力を発揮している。
プレミアでここまで15得点という数字は自身のキャリアハイとなる記録であり、またチーム総得点のうち43%を占めている。守備面で不安を抱えるサウサンプトンにとっては重要な存在である。
チーロ・インモービレ(ラツィオ)
ドルトムントやセビージャなどイタリア国外のリーグで苦戦を強いられたインモービレ。
しかしセリエAで2度も得点王に輝いた実績はダテではなかった。今季ここまで27得点を記録しており、エースとしての貫禄を見せている。
これはリーグでのラツィオの総得点数に対して45%に当たり、さらに現在ヨーロッパ主要リーグで最もゴールを記録した選手となっている。
ピエール・オーバメヤング(アーセナル)
ドルトムントの元エースは昨季アーセナルに加入し、いきなりプレミア得点王のタイトルを獲得した。
今季チームは低調だが、現在リーグ得点ランキング2位となる17得点を挙げている。これはアーセナルの総得点の43%に相当する数字だ。
タレントが揃っているチームとしては、他のアタッカーにゴールが欠けているという捉え方もできなくはないが、その貢献度の高さが伺えるだろう。
ウィサム・ベン・イェデル(モナコ)
昨季セビージャでリーガ18ゴールを記録した小兵、ベン・イェデル。
今季モナコへ加入し4年ぶりにリーグアンでプレーすることとなったが、ここまでリーグ戦18ゴールと好調を保っている。
これはチーム総得点のうち41%を一人で叩き出している計算となる。リーグアンでモナコが点を取れている大きな要因の一つと言えるだろう。
クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)
35歳になっても全く衰えを感じさせないロナウド。今季はここまでセリエA22試合21ゴールという驚異的な数字をマークしている。
また、インテルとの試合で途絶えたものの11試合連続ゴールはリーグタイ記録に。ユヴェントスのリーグ総得点の内訳では実に42%を一人で占めている。
代わりに他のフォワードのスタッツが下がってしまっているが、このスーパースターと共にプレーする上では仕方のないことなのかもしれない。
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