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 タトゥーは、欧米では自身のアイデンティティの一部であり、タトゥーによっていろんな意味で人生が変わったという人も少なくない。

 カナダのオンタリオ州に住む男性も、全身をターコイズブルーで覆うというユニークなタトゥーを施すことで、メンタルヘルス(精神面における健康)が活性化され、人生が健康的になったという。

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脚部分に入れた青色のタトゥーがきっかけ

 世の中には様々なデザインのタトゥーを施す人が存在するが、オンタリオ州スカーバラに暮らすドニースナイダーさん(26歳)は、思わず二度見をしてしまいそうなタトゥーを身に纏っている。

 ドニーさんの顔や腕、脚などほぼ全身が、まるでボディペイントのように青色のタトゥーで覆われているのだ。


 2017年に妹さんに入れてもらった脚部分のタトゥーがきっかけとなって、ドニーさんは同じ色のタトゥーで徐々に全身を覆うようになった。


青タトゥーでメンタルが改善されたと主張


 以前はフォークリフトの運転手をしていたというドニーさんの話によると、青のタトゥーで体が覆われることにより、精神的な面も大きな変化を遂げていったという。


正直に言うと、この色が好きという理由があります。印象的だしとても美しい色ですから。私のタトゥーを見てシンプルで面白みがないと言う人もいますが、このシンプルさが私は逆に気に入っています。

私は、過去何年間も社会に溶け込むことに不安を感じ、自信が欠如して引き籠りがちで、人生がとても惨めでした。

長い間、そんな自分の人生と葛藤してきましたが、隠れることを止め、殻を破る決心をしたのです。自分の人生をしたいように作り直し、リダイレクトして、幸せな人生を追究することにしました。

ブルーのタトゥーで全身を覆っていくプロジェクトを自分に行うと決めてからは、メンタルヘルスが再活性化され、今はゆっくりと元気になっていっている気がしています。



「批判も人生の刺激として受け止める」


 タトゥーをする理由は人により実にそれぞれであるが、ドニーさんのブルーの体はやはり世間の目を大きく引いてしまうようだ。

 そのユニークさに称賛してくれる人もいれば、批判や侮辱の言葉を投げかけてくる人もいる。 

 ドニーさんのブルーな姿を見た人は、勝手に動画を撮影したり、ドニーさんのタトゥーをまるでペイントにするかのように舐めた親指で擦り落とそうとしたり、シャツをめくりあげて服の中はどうなっているのかと体をチェックしたりしてくる人もいる。

 更に、全身ブルーという外見のために「職に就いていない」「生活保護を受けている」と決めつける人もいるそうだ。


 事実、ドニーさんは自身がデザインしたアクセサリーを売って生計を立てている。見知らぬ周りの批判や侮辱は決して少なくはないが、あまり気にせず、むしろそれらも人生への刺激として受け止めていると話している。
特に、私のプライベートな部分について、かなりの人が「あそこもブルーのタトゥーで覆われているのか」と好奇心を持っていることに驚かされます。


自身の姿をインスタで更新し続けるドニーさん

 Instagramでシェアされたビフォア&アフターを見てみると、ドニーさんの印象がガラリと変わっていることに気付く。


 周りの友人たちは、ドニーさんのタトゥーについての話はほとんどせず、ありのままを受け入れてくれている。しかし、母親にはブルーになっていく息子への理解と受け入れに時間がかかったようだ。

 現在も、まだブルーのタトゥーを入れ続けているというドニーさんは、その進捗状況もInstagramで更新しており、現在6400人以上のフォロワーを抱えている。

References:ladbibleなど / written by Scarlet / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52288866.html
 

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