JALとANAがコラボレーションした「東京オリンピック」の聖火特別輸送機「TOKYO 2020号」が、成田空港から羽田空港に向け離陸しました。塗装塗り替え後の回送運航とみられます。

3月20日に聖火とともに松島基地着予定

2020年開催が予定される「東京オリンピック」の聖火特別輸送機「TOKYO 2020号」が、2020年3月17日(火)13時過ぎに成田空港を出発しました。

この機体は3月18日(水)、聖火を受け取るためギリシャアテネに向け羽田空港を出発する予定で、塗装の塗り替えを行った成田空港からのフェリーフライト(回送運航)と見られます。航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、今回の飛行時間は22分とのことです。

「TOKYO 2020号」は、JAL日本航空)に籍を置く国際線仕様のボーイング787-8型機、JA837Jです。機体には「東京オリンピック」のエンブレム、そしてそれを挟むように、今回の聖火リレーサポーティングパートナーであり、特別輸送機を共同運航するJALとANA(全日空)のロゴマークが並びます。

機体全体には、白ベースに赤と金の塗装がちりばめられ、前方に金で描かれた聖火ランナーと、垂直尾翼に聖火リレーのエンブレムがあしらわれています。

聖火特別輸送機「TOKYO 2020号」は前述のように3月18日(水)、羽田空港からアテネへ向かいます。そののち3月20日(金)に宮城県航空自衛隊松島基地へ聖火とともに到着、そこで聖火到着式が開催され、航空自衛隊の「ブルーインパルス」のパフォーマンスなどが行われる予定です。

成田空港を離陸する聖火特別輸送機「TOKYO 2020号」(2020年3月17日、乗りものニュース編集部撮影)。