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シロン・シリーズ 最新モデル

フランスの超高級車ブランド、ブガッティが、新型ハイパーカーとなるブガッティ・シロン・ピュアスポーツの実車を公開した。

妥協なきアジリティ(敏しょう性)を追求したシロン・ピュアスポーツは、シロン・シリーズの最新モデル。本拠となる仏モルスハイムの本部には、ステファン・ヴィンケルマンCEO、開発を率いるステファン・エルロットらが集まり、プレゼンテーションを行った。

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副デザイン・ダイレクターのフランク・ヘイルがスタイリングを解説した。

車重を50kg絞り、横幅1.9mものリアウイングを始めとする新たな空力パッケージを手に入れ、強力なダウンフォースを実現。

固定式ウイングは、可動式ウイングに必要だった油圧機構を省くことができるため、軽量化にも貢献した。

足もとを支えるのは、新開発のミシュラン・スポーツカップ2 R(前:285/30R20、後:355/25R21)。飛び抜けたグリップ性能により高いコーナリング・スピードを達成するという。

最高速度350km/hに

また、標準仕様のシロン自体がすでに究極のスピードを持ち合わせているが、本モデルでは最高速度よりも加速性能を優先するために新トランスミッションを採用した。

ギアはショートレシオ化され、シフトアップを早め、パフォーマンスを向上させるギアリングに変更されている。

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横幅が1.9mにもなる固定式ウイングピュアスポーツの特徴。

これに加えて、W16ユニットの最高回転数を200rpm高め、6900rpmに設定。6速ギア固定時の60-120km/h中間加速は、シロンよりも約2秒速くなっている。

搭載される8.0L W16エンジンの最高出力は1500ps、最大トルク163.2kg-m。ストレートスピードよりもコーナリング性能を追求したために、最高速度は350km/hに抑えられた。

シロン・ピュアスポーツは60台の限定生産で、価格は300万ユーロ(3億5359万円:本日の為替で換算)となっている。


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