3月、4月は引っ越しのピーク時期。夫の転勤に伴い引っ越しをする転勤妻「転妻」のみなさんも多いですよね。新居探しや引っ越し業者の選定、荷物の梱包など短い時間にやることが多い引っ越し作業。引っ越し慣れした転勤妻でさえも失敗することだってあります。

そこで今回は、転勤妻が経験した引っ越しの後悔エピソードまとめてみました。

新居探しで後悔

「異動が決まってから引っ越しまで2週間ほどしか時間がなく、新居は不動産屋さんのおすすめ物件をWEB内覧だけで決定。実際に引っ越してみると、画像で見るよりも部屋が狭く家具を配置するのに苦労しました」

「夫の会社の社宅手当は全国どこに行っても料金が一律。地方都市から東京に異動になった時は、同じ家賃なのに部屋の広さが今までの約半分に!いままで使っていた大型の家具を泣く泣く処分する羽目になりました」

「内覧して決めた新居。駅近で新築、広さも十分と物件には大満足だったのですが、いざ暮らしてみると、コンビニやスーパーが遠く意外と不便。物件を選ぶ時には、周辺環境まできちんと調べないと駄目ですね」

転勤に伴う引っ越しでは、辞令が出てから引っ越すまでの期間が短いことも多いもの。新居を自分の目で確かめることができないこともあり、住んでから「こんなはずじゃなかった」ということも多いようです。また、実際に内覧できたとしても周辺環境までチェックするのは不可能。

心配な人は、内覧の際に不動産屋に聞いたり事前に地図で周辺環境を調べたりするのがおすすめです。

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引っ越し業者で後悔

値段交渉ができるなんて知らなかった私。業者が提示する金額をバカ正直に支払っていましたが、友人は複数の業者から見積もりを取ったり値段交渉をしたりしていると聞いてびっくり。しかも私が支払っていた金額は相場の倍くらいだったようで落ち込みました」

「小さい子供がいるので、荷物の梱包や荷解きもしてくれるサービスを使いました。地元の小さな引っ越し業者が安価でやってくれるというのでお願いしましたが、慣れていないのか梱包作業が1日で終わらず、引っ越し当日までずれ込む羽目に。当然、新居への搬入も大幅に遅れ、搬入が終わったのは夜9時すぎ。荷解きをお願いする気にもならずお引き取り頂きました」

引っ越し業者の選定に失敗すると後悔することに。特に3月~4月の繁忙期は、業者も強気な価格設定をしているので注意したいところです。また、1社だけで業者を決めてしまうのも失敗のもと。複数の業者から見積もりを取り、相場を把握したうえで交渉に挑みましょう。

また、梱包サービスを使った引っ越しや時間厳守の引っ越しはやはり大手に頼むのが安心。値段につられて思わぬ失敗をしないようにしたいものです。

荷づくりで後悔

「梱包した段ボールには、中身を明記しておくといいと言われていたので実践。これで新居でも欲しいものがすぐに取り出せると安心していたのですが、失敗だったのは、どの部屋で使う段ボールなのか書いていなかったこと。おかげですべての段ボールがリビングに搬入されることとなり、仕分けに1週間ほどかかりました」

「引っ越しの際に処分しようと決めた食器棚とソファ。引っ越し業者にもその折を伝えていたのですが、いざ粗大ごみの回収を依頼すると引っ越し日には間に合わないとの回答。結局、新居に食器棚とソファを運ぶことになったのですが、トラックに積めるスペースがあるか冷や冷やしました」

冷蔵庫は前日から電源を抜いておくように言われていたのですが、すっかり忘れて当日の朝に抜いた私。水抜きも霜取りもできなかった冷蔵庫は運搬中に水漏れを起こし、ほかの荷物を濡らしてしまいました」

荷づくりも良く考えてやらないと後悔するポイントに。初めての引っ越しでは、要領がわからずに失敗する転妻も多いようです。とはいえ、引っ越しも2度目、3度目となると、荷づくりにも慣れてきて、わかりやすい梱包ができるようになります。

荷解きで後悔

「新居について、さぁ荷解き!と意気込んだらカッターがどこにあるかわからない。素手でガムテープをはがすのは結構面倒で、荷物整理のモチベーションがどんどん下がってしまいました」

「大きなトラブルもなく引っ越しが完了し、荷解きをしていると旧宅で使っていたエアコンと電気のリモコンが…。そうですお部屋の備品を新居にまで持ってきてしまったのです。大家さんに連絡をして、返送しましたが余計な手間と送料がかかってしまいました」

「いつも使っている引っ越し業者より安いところに頼んだら、テレビの電源が入らなくなったり、お皿にはヒビが入ったり。保険で弁償にはなりましたが、壊れたものの値段を調べて請求書類を書くなど余計な手間がかかりイライラしました」

荷物搬入が終わればもう引っ越しはほぼ終わったも同然。しかし荷解きにも思わぬ失敗があるものです。荷解きの際に余計な仕事が増えると新居の整理にも影響を及ぼすことがあるので、十分気をつけたいですね。

失敗を糧に効率の良い引っ越しを!

いかがですか?転勤妻に聞いた引っ越し後悔エピソードをまとめてみました。慣れない引っ越しなら失敗は誰にでもあるもの。とはいえ時間がないからと慌てて作業をすると、引っ越し後まで後悔を引きずる羽目になることも。

忙しい時ほど冷静になって、悔いのない引っ越しを目指してくださいね。