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AUTOCAR JAPAN sponsored by ジャガーランドローバージャパン
text:Takuo Yoshida(吉田拓生)
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)

もくじ

名匠が描き上げた新世代ジャガー
XF、セダンの可能性をすべて網羅
今、敢えてジャガーXFを選ぶ理由

名匠が描き上げた新世代ジャガー

英国を代表する自動車ブランドとして、トップレベルのモータースポーツで功績をあげ、EタイプやXJサルーンといった名車を生み出し、今日も躍進し続けるジャガー

その新時代の幕開けを宣言したモデルが、デザインの名匠であり、先ごろ惜しまれながら引退したイアンカラムが手掛けたXFだった。

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ジャガーXFと、ジャガーの象徴ともいえるEタイプ。 写真:ジャガー

2007年に登場した初代XFは、鋭く優雅なスタイリングの中に伝統を織り込むことでジャガー・デザインの新たな道筋をはっきりと示したのである。

XFの後に続いたXJサルーンやXEといった全てのジャガーにXF発祥のDNAが波及しているのである。

2代目となったジャガーXFは、シャシーの素材をスチールからアルミニウムへと置き換え、激戦区であるプレミアムEセグメントのレベルを引き上げている。

デビューから5年が経過した今日、改めてセダンとスポーツブレイクという2台のジャガーXFを観察してみる。

驚かされるのは、そのスタイリングに少しも衰えが感じられない点だ。

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左:ジャガーXFスポーツブレイク 右:ジャガーXF S

往年の英国車やロンドンの伝統的な街並み、そして彼の地で育まれてきたファッションがそうであるように、XFのスタイリングは時間を経て深みを増していくものなのだろう。

これは最新のテクノロジーを前面に押し出して刷新を繰り返すドイツや日本のクルマとは異なるスタンスといえる。

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ではXFのドライブフィールにも、英国的、ジャガーネスといった個性があるのだろうか?

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XF、セダンの可能性をすべて網羅

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ジャガーXFは、現在ではサルーンがかなえられる全ての領域を満たすシリーズへと成長している。

エンジンはV6の他、新開発のインジニウム・ユニットがガソリンとディーゼルの双方で用意されている。

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FRのみだった駆動方式にはAWDも追加され、2017年にはスタイリッシュなスポーツブレイクも登場している。

ジャガー×AWD(全輪駆動) 3台試乗

今回試乗した2台は、380psのスーパーチャージドV6を搭載する快速FRのXF Sと、ディーゼルAWDのスポーツブレイクという、XFの両極に位置するモデルである。

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スポーツブレイクの第一印象は、年次改良によりドライバビリティに含まれたしなやかさが増している点だろう。

ボディは硬く、アシは柔らかくという棲み分けが鮮明になり、他に似ないジャガーネスを体現している。

スタイリングには流行り廃りが付きものだが、ドライブの気持ちよさに対する指標は昔から変わらない。しっとりとしてスポーティなジャガーのネコ脚はその究極なのである。

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一方のXF Sはアルミ由来の強靭で軽いシャシーを活かした快速サルーンである。ブリティッシュモダンを具現化したような端正で落ち着きのある室内とスポーツカーを彷彿とさせる圧倒的な加速力の饗宴が、まるでスーツを着たアスリートのような、ジャガー特有の世界観を作り出している。

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XFの仕上がりは上々。

ということは「買い」と断言して良いのだろうか?

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今、敢えてジャガーXFを選ぶ理由

デザインは作り手の理想が詰まった前期、信頼性は熟成が込められた後期型にとどめをさすというのは、輸入車の世界に昔からある格言だ。

とはいえデザインも捨てがたいし、信頼性も妥協したくはないというのがクルマ好きの本音だろう。

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だがもともと優れていたデザインをより洗練させ、しかし機構的にも熟成された現行のジャガーXFは、そのどちらも満たしてくれる稀有なモデルといえる。

今をときめくクロスオーバーSUVシーンはまさに活況を呈している。だがサルーンエステートモデルが当たり前のように持っている普遍性やフォーマルな品格といったものをクロスオーバーSUVが手にするのは、まだしばらく先の話ではないだろうか。

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最新のテクノロジーを武器に矢継ぎ早に変化し、少し時間が経つと型落ち感に苛まれるモデルは少なくない。

ところが、ことジャガーに至っては、多くのファンが最新モデルと同じようにヘリテイジにも関心を示している。

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新旧ではなく、ブランドのDNAに共感するファンが絶えない。これこそ地に足の付いた英国車のあるべき姿なのだと思う。

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今のように時代が動く瞬間には、必要にして充分な装備をひと通り備え、時代を越えるスタイリングと普遍的なドライバビリティを備えた1台を選ぶことが唯一の正解に違いない。

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2020年の今、敢えてジャガーXFを選ぶ理由がそこにある。

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