北朝鮮朝鮮労働党機関紙・労働新聞は20日、春季衛生月間活動の重要性を強調する社説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。

北朝鮮では毎年3、4月に衛生面での啓蒙活動として「春期衛生月間」が設けられている。社説は、「今年の春季衛生月間活動は、単なる衛生文化活動である前に国家の安全と人民の生命・健康を守るための極めて重要な活動である」としており、新型コロナウィルスの感染拡大に警戒していることがうかがえる。

また、「伝染病が入りかねない全てのルートとすきを完全封鎖し、病気の検査、検疫を非常に強化するための活動は、広範な大衆が動員されてこそ成功裏に推進される」と述べた。

そのうえで、「衛生的に整備する活動に主人らしく参加して党と国家に対して担っている責任、公民の本分を全うしなければならない」と強調した。

新型コロナウイルスの防護服について説明する平安北道人民病院のスタッフ(労働新聞)