ローマに所属する元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレが今季のセリエA全日程消化に否定的な見解を示した。

世界中に感染拡大の一途を辿る新型コロナウイルス。欧州で最も被害を受けるイタリアは現時点で死者4000人以上、感染者5万人を記録しており、日々深刻さを極めている。

そんなイタリアセリエAを含む全スポーツイベントを中止。イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィナ会長は先日、遅くても7月中までの今季全日程消化を視野に入れ、5月2日の再開案を口にした。

しかし、プレーヤーであるパストーレはそうした案の実行、やり切りの難しさを感じている様子。『Radio Impacto』に対して、こう持論を展開している。

「今季を再開させるのか、来季をスタートさせるのか静観してみよう。正直、今季を終わらせるのは無理だと思う。準備のために最低でも20〜30日ほどのトレーニングが必要になってくるからね」

「全クラブが収入を失っちゃうけど、中断したところからの再開はほぼ不可能だと思っている。今季の終わりがどんどん遅れるのを意味するわけだから、そうなると、来季の開幕も遅くなる」

「でも、来年の夏はユーロやコパ・アメリカとか色々な大会もあるわけだから、そんなこともできない」

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