ミケル・アルテタ監督の新型コロナウイルス(COVID-19)感染が報告されたアーセナルだが、トレーニング再開時期について目途がたっていないようだ。イギリスデイリー・メール』が『テレグラフ』のレポートをもとに伝えた。

アーセナルは10日、ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド32で対戦したオリンピアコスのオーナーを務めるエバンジェロス・マリナキス氏が新型コロナウイルスの感染したことを受け、選手たちの自己隔離を行っていた。

加えて、アルテタ監督の新型コロナウイルス陽性反応検出を受け、練習場の閉鎖などの追加の処置を実施していた。その後、アルテタ監督は快方へ向かっており、今のところ新たな感染者は出ていない。

24日で自己隔離処置の開始から2週間が経とうとしており、奨励隔離期間である14日間が経過するアーセナル。これにより原則としてはトレーニング再開が許されることになるが、クラブは慎重な姿勢を見せるようだ。

アーセナルのチームドクターであるギャリー・オドリスコル氏は、今後の対応について、プレミアリーグの他クラブのチームドクターたちと話し合いの場を持ち、意見交換をしているようだ。

チームから感染者が出ていることに加え、イギリス国内でも特に感染が拡大しているロンドンに拠点を置いていることを考慮しても、自己隔離処置が延長される可能性もあるとのことだ。

プレミアリーグは、当初4月3日だったリーグ再開の目途を、4月30日まで延期。状況によっては更なる延期も考えられるが、イングランドサッカー協会(FA)は特別処置として、今シーズンのリーグ全日程を終わらせるために、シーズンの半永久的な延長を決定している。

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