澄んだ空、柔らかな日差し、色とりどりの花々。外の景色が一段と美しいこの季節、思わずSNSにアップしたくなる絶景スポットへと出かけよう!今回は、九州で「昼桜」が美しい名所をご紹介。

【写真を見る】松浦鉄道 浦ノ崎駅 / 花吹雪と、レトロな列車のコラボをパシャリ

もっちりと 団子のごとき 桜かな「馬場の山桜」/ 3月下旬~4月上旬

武雄市街地から車で約15分ほど。山あいの畑の中の高台に、勇壮に咲く1本の山桜。高さは約12m、樹齢は120年は超えると推定される古木だ。四方に、十数mのスケールで枝を広げた姿は、ボリューム感があり圧倒される。やや傾斜地に立っており、青空の背景もバッチリ生かした写真がねらえる。木の周りには、地元の人により菜の花も植えられ、春気分がいっそう盛り上がる。

[馬場の山桜]佐賀県武雄市武内町真手野 / 0954-23-9237(武雄市観光課) / 24時間開放 / 無休

■絶景から車で約15分の立ち寄りグルメ「創作ダイニング 菜’on」

青果店が営むダイニングバー。昼はパスタやご飯もののランチ5種類、夜は約60種類の一品料理と多彩なアルコールドリンクを取りそろえる。ご当地料理の「シシリアンライス」(800円)のオーダーも多い。

[創作ダイニング 菜’on(ザイオン)]佐賀県武雄市武雄町昭和4-8 / 0954-33-8072 / 11:30~15:00、18:00~24:00(LOは各30分前) / 水曜休み 

花吹雪 散る風さそう ローカル線松浦鉄道 浦ノ崎駅」/ 3月下旬

通称“桜の駅”という名でも親しまれる、伊万里市にある第三セクター松浦鉄道の駅「浦ノ崎駅」。沿線の桜は1930年、旧国鉄時代に開通を記念して地元の人々の手で植樹されたもの。約90年経った今、春のホームを飾る美しい桜並木に成長した。82本のソメイヨシノが、駅を利用する人々と電車を出迎える。舞い散る桜吹雪に包まれながらホームに滑り込む列車の姿は、日本ならではの鉄道風景だ。

松浦鉄道 浦ノ崎駅]佐賀県伊万里市山代町立岩 / 0955-20-9031(伊万里市役所) / 24時間開放 / 無休 

■絶景から車で約20分の立ち寄りグルメ「道の駅 松浦海のふるさと館」

玄界灘や伊万里湾で捕れた魚介や水産加工品が充実。「小エビのかき揚げ丼定食」(写真手前・700円)(税込)や「きびなご天丼定食」(写真奥・600円)(税込)など、リーズナブルな価格で味わえる。

道の駅 松浦海のふるさと館]長崎県松浦市志佐町庄野免226-30 / 0956-72-2278 / 直売所7:00~19:00、レストラン11:00~14:00 / 無休 

■ 桜色 舞うころ滝も 流れゆく「曽木の滝」/ 3月下旬~4月上旬

幅210m、高さ12mのスケールを誇り、東洋のナイアガラとも称えられる瀑布。視界いっぱいに広がる巨大な岩盤の上を滑り、勢いよく流れる急流は、迫力満点の風景だ。滝一帯は公園として整備され、春は約40本のソメイヨシノが咲く絶好の花見スポットになる。とどまることを知らない水の流れ、流れ落ちる際の轟音、滝に寄り添うようにして咲く可憐な桜と、3つの美景が一度に見られる。

[曽木(そぎ)の滝]鹿児島県伊佐市大口宮人628-41 / 0995-28-2600(曽木の滝観光案内所) / 24時間開放 / 無休

■絶景から車で約10分の立ち寄りグルメ「三佳庵」

東京のラーメン店「遠州(えんしゅう)」が前身。豚骨ではない“豚肉”と魚介からとった、九州で珍しいダブルスープを味わえる。名物の「旨とろ焼豚めん」(1000円・税込)には、食べ応えのある約120gのチャーシューをトッピング。

[三佳庵(さんけいあん)]鹿児島県伊佐市大口里541-1 / 070-1416-3746 / 11:00~14:00、17:00~20:00 / 月曜休み(祝日の場合翌日) (九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)

馬場の山桜 / 青空と華やかなピンク色のコントラストが美しい