レアル・マドリーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールが、開催延期となったユーロ2020について言及している。ベルギー『RTBF』が伝えた。

世界中で感染拡大の一途を辿っている新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、終わりの見えない延期に追い込まれているフットボール界。活動停止となっていることから主要大会の延期が相次いでおり、欧州サッカー連盟(UEFA)も今月17日に今年6月に開催予定となっていたユーロ2020を1年間延期することを発表した。

そんななか、アザールが母国メディアのインタビューに応対。ユーロが延期となったことを残念がりながらも、仕方のない判断だったと話している。

「僕はユーロに出場すると思っていたから、延期されたことには失望している。出場することを目指し、数週間前に手術を受けていたからね。僕たちが全員年齢を1つ重ねることは残念だが、足首はきっと完治するだろう」

サッカーファンにとっては難しいと思う。誰もがユーロを見たいと思っていたはずさ。彼らにとっては残念なことだと思うよ。だけど、人生には延期をしなければいけないほど優先することもある。僕たちはみんなと同じように来年まで待つよ」

「開幕戦から出るために必要なことは何でもするつもりでいた。ケガをした2カ月間、僕はたくさんトレーニングをした。何が起こってもユーロに出場していただろう。明確なリズムを失ったけど、クオリティーは失わないよ(笑)」

また、スペインではイタリアに次いで感染被害が拡大している。そんな状況にアザールは、以下のように心境を語っている。

「感染しないとは限らないけど、ずっと家にいるから誰も来ないし、誰とも会えない。僕はみんなと同じように感染することに恐れているよ。特に他の人に移してしまうことに恐れている。すでに病気を持っていて弱っている人が心配だよ」

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