モデルプレス=2020/03/26】お笑いタレントの渡辺直美が出演するNHKスペシャルデジタル VS リアル」が、4月5日・12日に総合テレビで放送される。

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同番組は、SNSの投稿動画や検索履歴に残された個人情報、そして監視カメラの映像など、今、デジタル世界に積み上げられていく膨大なデータが現実世界の人々の行動に大きな影響を及ぼそうとしていることから、テクノロジーの進化で生まれる新たな時代を見つめる新シリーズ

番組には“シリーズアイコン”としてインスタグラムで大人気の渡辺が登場。撮影時間は6時間。今回、渡辺は「リアルナオミ」と「デジタルナオミ」という2役を演じた。「デジタルナオミ」はCGで合成した渡辺。その姿を作るために、通常のカメラだけでなく体の位置をとらえるセンサーを使って、体の動きをデータで収録した。

◆渡辺直美、ネットの自分と向き合う

―― 今日の撮影はいかがでしたか?

渡辺:最新技術を使った撮影の経験があまりなかったので、できあがりがすごい楽しみです。今回は私自身とフェイクの自分という2人を演じてすごい怖くなってきました。

―― 怖くなってきたというのは?

渡辺:「ネットの自分」とか「リアルな自分」ってあまり向き合った人はいないと思うんです。今はネットから色んな情報を得るから、「ネットの自分」と「リアルな自分」というのを区別したことはなかったんです。けど、よく考えたら、ネットの自分って、リアルな自分とは違うなあって思いました。個人情報の問題だったりとか、色んな危ないこともあるなというのが勉強になりました。

―― デジタルの自分とリアルな自分の二面性を感じることはありますか?

渡辺:悲しいかな、「デジタルな自分」が本当の自分なんじゃないかなって、私は思っています。リアルって人付き合いとか仕事とかがあって、「この場はこう言った方がいい」というのがあると思うんです。ですが、自分の家に帰ってSNSネットニュースを見ながら検索するものって、自分の奥の本当の自分が出る場所なのかなって思うんです。

―― 番組では個人の検索履歴からその人物像を暴いていくシーンがありますが、どう感じますか?

渡辺:検索履歴って、ふと思ったものが現れていますから、それは見られたくないですよね。前に友達にスマホを見せたときに、検索履歴がでてしまっていて、一番上に「パラレルワールド」って出ていたんです。友達は「え?何?パラレルワールド調べてるの?」って(笑)。別に変な言葉ではないんですが、自分のふとした瞬間を見られている気がして…。自分の日記を見られるのと一緒ですよね。誰にも見られていないと思って、自分の鬱憤とか書いたものをいろんな人に見られちゃうような気がしますよね。

◆渡辺直美、フェイクを拡散させてしまった経験からの学び

―― フェイクニュースとは、どう向き合っていますか?

渡辺:私は事実を伝えるために、自分から発信することを多くしていますね。例えば友達の男性と2人で食事に行く場合、もしかしたらカップルだと思われることがあるじゃないですか。だから、そういう記事が出る前に、自分のSNSで今日は親友とご飯を食べましたって載せたりします。フェイクを事前に防止するというか。

―― フェイクにだまされない自信はありますか?

渡辺:例えば芸能ニュースなら、芸人になってラッキーだなと思うのが「あれ、本当なんですか?」と本人に聞けること。なので、自分で色々と調べたほうがいいなと思っています。だから人から聞いた話も全部調べますね。しかも1つの記事を頼りにするんじゃなくて、色んな角度からの記事を見て。本当かウソか分からないなら触れないでおこうとか、これは確実だなと思ったら、載せたりします。

特に震災とか災害のときは、私はすごく意識しています。こういうの載せてくださいとかDMにたくさん来るんです。現地の方のDMよりも、現地にいない人からのDMがいっぱい来ます。東日本大震災のときは、ツイッターで人を助けたいからこその拡散というのがすごく多くて。

私も当時、分からなくて、人を助けたいと思ってフェイクのものを拡散してしまったことが1度あるんです。そうしたら「その人はもう助かっています」とか「2日前のものです」とかあって。拡散するときは自分でちゃんと調べて、どういう情報を拡散していくのかを、そのときにすごく学びましたね。

modelpress編集部)

■第1回 フェイクに奪われる“私”

2020年4月5日(日)午後9:00~9:49(総合テレビ

第1回は、氾濫するウソの情報=「フェイク」との闘い。「事実」よりはるかに“拡散力”を持つと言われる「フェイク」が世界中で混乱を巻き起こしている。メキシコでは「フェイク」によって誘拐犯とされてしまった無実の若者が、群衆に殺害されるという痛ましい事件が発生した。

さらに、AIを使った最新の映像技術「ディープフェイク」によって、身に覚えのないポルノが作られる「フェイクポルノ」の被害が、日本をはじめ世界中で報告されている。そして「フェイク」は“民主主義”の根幹「選挙」の場でまん延。私たちは知らず知らずのうちに、世論操作を受けている可能性も指摘されている。世論誘導ビジネスの最前線メキシコの潜入取材もまじえ、「フェイク」との攻防にカメラが密着。何が事実で何が嘘か分からない情報が氾濫し、信じたい情報が信じられ“真実”が揺らぐ時代、私たちに何ができるのか?

■第2回 さよならプライバシー

2020年4月12日(日)午後9:00~9:49(総合テレビ

第2回は、あなたの行動パターンや心の中までを映し出す「デジタル・ツイン」の物語。今や生活に欠かせないSNS、買い物や地図アプリネット検索…。あなたが入力しているデータから、デジタル世界に“もう一人のあなた”を生み出せるってホント!?番組では、IT企業の協力を得て、実在のXさんのデジタル・ツインをつくり出す実験を行った。Xさんが提供したデータだけで、経済状況や女性関係といったプライバシーまで明らかにしていく実験チーム。さらには将来の行動まで予測してしまう。

しかし、もし権力が市民のデジタル・ツインをつくり出していたら、そこにはどんな未来が待っているのか…。世界では、そのきざしが既にあらわれ、データ分析から不審人物のレッテルを貼られ、拘束される人まで出ている。それでも膨張しつづけるデジタル世界。便利なサービスに魅了される人々は、デジタル世界にプライバシーは不要と考え始めている。番組の最後に、自分のデジタル・ツインに会いに行くXさん。そこで放った驚がくのひと言とは…!?

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渡辺直美(C)NHK