3月26日(木)に電撃配信された「Nintendo Direct mini」内にて、ブレイブリーデフォルトIIの最新映像が公開され、あわせて先行体験版の配信を開始したことが発表された。先行体験版の容量は約2.3GB。発売日は既報のとおり、2020年内となっている。

 『ブレイブリーデフォルトII』は、スクウェア・エニックスが発売するNintendo Switch向けのRPGで、先日累計販売本数が200万本を突破したオクトパストラベラーを制作したチームによって開発が進められている。

 エクシラントと呼ばれる大陸を舞台に、主人公である船乗り「セス」が大陸の海岸へ流れ着いたところから物語は始まる。そこで出会うのが、クリスタルを奪われ破滅に追い込まれた国の王女「グローリア」、そして一冊の魔導書を読み解くための旅をしている「エルヴィス」と「アデル」だ。

 運命に導かれて出会った4人は、それぞれの使命と目的を果たすため共に旅立つことになる。しかし、そこにジョブの力を司るアイテム「アスタリスク」の所持者たちが宿敵として立ちはだかる。

(画像はMy Nintendo Store『ブレイブリーデフォルトⅡ 先行体験版』より)
(画像はMy Nintendo Store『ブレイブリーデフォルトⅡ 先行体験版』より)

 システムはブレイブデフォルトという二つの手段を駆使しながら、BP(ブレイブポイント)を管理する独自のバトルシステムとなる。ブレイブは、BPを消費して連続行動をする攻めの一手。もうひとつのデフォルトは守りを固めてBPtaを溜める守りの一手となる。4人で戦局を見極めつつ、それぞれ攻守を選択しながら戦うのがバトルの醍醐味となっている。

 この先行体験版は、『ブレイブリーデフォルトII』の基本となるゲームの要素を短時間で遊べるように編集した「特別バージョン」となる。ストーリーはオリジナルの内容で展開され、バトル、ジョブアビリティの組み合わせや、ブレイブデフォルトといったシリーズならではの楽しさはもちろん、歯ごたえのあるバトルが挑める強敵が用意されているという。

(画像はMy Nintendo Store『ブレイブリーデフォルトⅡ 先行体験版』より)

 『ブレイブリーデフォルト』と言えば、その後を描いた続編としてブレイブリーセカンドがあるのだが、今回は『ブレイブリーデフォルトII』とナンバリングを冠しており、そのストーリーの関係性も気になるところだ。

 体験版は本編を編集した特別バージョンということなので、そのシリーズの関係性の一端もわかるかもしれない。前作を遊んだことのない人でも、本作から遊んでみても問題はないだろう。まずは先行体験版をダウンロードしてみてはいかがだろうか。

ライター/福山幸司

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman