2020年12月31日をもって「活動休止」が決まっている、嵐。

まだ当時、SMAPの解散の余波も残っていて、国民的アイドルグループは「もう嵐しかいない」という流れの中での突然の報告は、ファンならずとも衝撃を持って受け止められました。

ただ、この発表をした2019年1月時点では、2年近くの期間が残っています。ジャニーズ事務所としてもSMAPのような解散劇にはしたくないはずです。その目論見もあって、花道を作るための2年の時間を設けたのでしょう。

 

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今一度、解散発表の文章を振り返ってみましょう。

<この度、嵐は2020年12月31日をもちまして、嵐としての活動を休止いたしますことをご報告申し上げます。これまで嵐をご支援くださった関係者の皆様、そして何より20年のグループ活動を温かく見守り、応援してくださった全てのファンの皆様には心より感謝申し上げます。

この度、「嵐としての活動を休止する」という結論に至りましたのは、メンバーの一人である大野の気持ちがきっかけとなりました。「2020年を区切りに、ここで一度嵐をたたみ、それぞれの道を歩んでもいいのではないか。」

その大野の思いをきっかけに、2017年6月頃からメンバー全員、個別、そして会社を交えながら幾度となく話し合いを重ねてまいりました。本音で向き合い、時にはぶつかり合いながらも苦しみ抜いて出した結論が、「嵐としての活動は一度お休みさせていただき、メンバーそれぞれの人生を歩んでいく」という答えでした。この結論を導く中で、5人のメンバーに共通していた強い思いは「嵐の活動は5人でしかあり得ない」ということであり、一貫して変わることはありませんでした。

嵐が活動を休止することで、ファンの皆様、関係会社の皆様、そして社会に与える影響も含めまして弊社内でも幾度となく協議を重ねて参りましたが、最終的には20年間走り続けたメンバーの意思を尊重し、この度皆様にお知らせすることを決断いたしました。実質的な活動休止まで約2年ございますが、この時期を選びました理由は、最後まで嵐が嵐らしくあるために、できる限り皆様と嵐が過ごすことができる時間を作り、感謝の気持ちをお伝えする場を設けたいという思いからでございます。

彼らをご支援頂きました全ての方々に心より御礼申し上げますとともに、大切な皆様への全ての思いを、2020年に活動休止するまで、心を込めてお届けし続けたいと考えております。

これからも嵐、そして大野智、桜井翔、相葉雅紀二宮和也松本潤への温かいご支援、ご鞭撻を賜れますと幸いでございます。

2019年1月27日

株式会社ジャニーズ事務所

 

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5人のメンバーも、最後までいかに「嵐」を続けていき、区切りをつけるか、それぞれ発表したコメントでこう締めています。

 

<2020年いっぱいまでの残りの期間、今できる自分の使命をきっちりと果たしていきたいと思っています。>(大野智

<言葉では伝えきれない溢れんばかりの感謝の想いを、これから時間をかけて伝えて行きたいと思っております。>(桜井翔)

<2020年の最後の最後まで嵐らしく過ごして行ける様、これからも5人で頑張っていきます。>(二宮和也

<また、5人で同じ方向を向いて活動再開させて頂く時は、皆様に喜んで頂ける様なパフォーマンスを出来る様に頑張ります!>(相葉雅紀

<これからは20周年の今年も含めて、今まで応援して下さったファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えていく、そんな時間になったらと思っています。5人で団結して最後まで走るので、ついてきて頂けたら嬉しいです。>(松本潤

 

最後の最後まで嵐が嵐らしくあるために…2020年を区切りに…そうコメントにもありましたが、その年を2020年に設定した大きな理由は、他でもない、東京オリンピックがあったためでしょう。

国民的アイドルグループの嵐の花道としてふさわしい、東京オリンピックのスペシャルナビゲーター…しかし、その肝心の東京オリンピックが予期せぬコロナの感染拡大で、すったもんだのあげくに1年延長が決まってしまいました。

 

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はたして嵐はどうなるのか?

 

2020年3月25日、NHK総局長会見で、1年延長となった東京オリンピックのスペシャルナビゲーターを、嵐が引き続き務めることを発表しました。

「現時点では変更を考えていない」(担当責任者)

いや、勝手にNHKが言ってるだけでしょ…嵐は決めたことを変えないよ…といった声も聞こえてきますが、NHKには、嵐が活動休止する最後の日となる「紅白歌合戦」があります。当然、2020年の最後を嵐で締めくくることはNHKの至上命令です。

嵐、ひいてはジャニーズ事務所と蜜月の関係であるNHKが、「来年については何も決まっていない」と補足しながらも、ジャニーズ事務所を無視して一方的に言うとも考えられません。

もしくは、「変更を考えていない」と総局長会見という大事な場で発表したのは、「オリンピックは必ず、嵐」というジャニーズ事務所への強烈なラブコールだったともいえます。

はたして嵐はそれでも2020年に活動休止か、それとも延長か、それともいったん休止して、オリンピックのみ活動再開か…。(文◎編集部)

 

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画像は、DVD『How's it going ? Summer Concert 2003』より