戸田恵梨香主演のNHK連続テレビ小説スカーレット』(NHK総合/月曜~土曜8時ほか)の最終週「炎は消えない」(第150回)が28日に放送され、喜美子(戸田)が武志(伊藤健太郎)を抱きしめる姿に、ネット上には「自然に泣けてくる」「嗚咽でるくらい泣いた」などの声が殺到した。

【写真】喜美子の「ぎゅーっ!」が切ない…

 ある日、喜美子と武志は工房で別々の作業をすることに。作業の手を止めた喜美子は、武志に近づき「ぎゅーしたろか?」と声をかける。続けて喜美子は「ぎゅーしたる…ぎゅーしてええ?」と尋ねると、戸惑う武志を力一杯に抱きしめて笑顔で「ぎゅーっ!」と声をあげる。このシーンに、ネット上には「喜美子さん、ぎゅーできて良かった」「ぎゅーって、大事」といったコメントが集まった。

 喜美子に抱きしめられた武志は笑いながら「わかったって!…幸せや…幸せやで」とポツリ。この言葉を聞いた喜美子は真剣な表情で「幸せか?」と問いかけると、武志も穏やかな口調で「幸せや」と応える。そして喜美子はこみ上げる感情を噛みしめるように「幸せやなぁ…」とつぶやくと、武志は母親の背中を優しく叩きながら「ありがとう」と言葉をかける。

 喜美子と武志のやりとりに、ネット上には「ぎゅーの一言でこんなにボロボロに泣けるドラマある?」「胸が苦しくて泣ける感じじゃなくて、自然に泣けてくる」「嗚咽でるくらい泣いた」などの投稿が相次いだ。

 物語はその後、武志が26歳の誕生日を目前に亡くなったことがナレーションで告げられる。武志亡き後も喜美子や八郎(松下洸平)、照子(大島優子)らが日々を大切に生きる姿が描かれ、全150回の『スカーレット』は幕を閉じた。放送終了後、ネット上には「いつも通りを大切に描く最終回でした。ありがとう」「登場人物全員がとても愛おしくて大好きだ。みんなとぎゅーしたい」「今この時に『スカーレット』に出会えて良かった。今日も特別な1日を生きたい」といった反響が多数寄せられていた。

『スカーレット』第150回より (C)NHK