活動停止中の女性デュオ・Winkのメンバーで、女優やタレントとして活動する鈴木早智子が、報酬が未払いのままだとして、かつて所属していた芸能プロダクション「エグゼ」(東京都港区)と同社の代表に支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は今月17日、請求通り約205万円の支払いを命じた。

 判決によると、鈴木は08~2013年、同社に所属。報酬の支払いが滞ったため、2015年に未払い分として、「300万円の支払い義務がある」との和解契約を結び、これまでに約95万円だけを受け取っていたという。同社側は契約の有効性を争っていた。

 Winkは結成30周年にあたる2018年、8月18日放送の「思い出のメロディー」(NHK総合)で10年ぶりに活動を再開し、代表曲「淋しい熱帯魚」などを披露。さらに、同12月30日に放送された「第60回日本レコード大賞」(TBS系)でも同曲を披露していた。
 「NHKは18年、19年に連続して紅白への出場をオファーしていたようだが、いずれも断られた。その原因と言われているのが鈴木の訴訟。相方の相田翔子は鈴木のトラブルに自分も巻き込まれることを危惧していたため、訴訟が終わるまでは本格的な活動再開をしたくはなかったようだ」(音楽業界関係者)

 相田は08年に故・相澤英之元経済企画庁長官と女優・司葉子の息子で医師の相澤宏光氏と結婚し、12年に長女を出産。プライベートは充実しているが、それほど目立った芸能活動はしていない。
 一方、鈴木は芸能活動を休止しているわけではないが、表舞台から姿を消している。

 放送中の「UQモバイル」のCMでは、「淋しい熱帯魚」の替え歌が使用され、お茶の間にも浸透。時間はたっぷりありそうな2人だけに、その気になれば十分過ぎる準備期間を重ねて、本格的に活動を再開することができそうだ。

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