韓国で映画化された日本のコンテンツ

ゴールデンスランバー』のように、日本のドラマや映画、アニメや小説といったコンテンツが韓国で映画化されることは珍しくありません。今回はそんな「韓国で映画化された日本の映画や漫画」をご紹介します。

『いま、会いにゆきます』

2003年に発行された市川拓司さんの恋愛小説で、日本では2004年に竹内結子さん、中村獅童さん主演で映画化されました。翌2005年にはミムラ(現:美村里江)さん、成宮寛貴さん主演でドラマ化されています。韓国では映画版のリメークが2018年3月に公開され、公開から15日で200万人を動員する大ヒットとなりました。

『Pure Soul~君が僕を忘れても~』

2001年に放送された永作博美さん主演の恋愛ドラマです。韓国では2004年に『私の頭の中の消しゴム』というタイトルでリメークされ大ヒット。日本でも公開され、日本で公開された韓国映画史上最高の興行収入となりました。その後、日本で『私の頭の中の消しゴム』を基にしたテレビドラマが制作されるなど、日本⇒韓国⇒日本の流れでリメークが続いた珍しい作品です。

『鍵泥棒のメソッド』


2012年に公開された映画。第36回日本アカデミー賞で監督の内田けんじさんが最優秀脚本賞、主演の堺雅人さんが優秀主演男優賞を受賞するなど、高い評価を受けた作品です。

2016年に韓国で『LUCK-KEY/ラッキー』というタイトルでリメークされ、コメディー映画史上最速で観客動員数500万人を突破しました。

『カンナさん大成功です!』

Kiss』に連載されていた鈴木由美子さんの漫画で、韓国では2006年に『美女はつらいの』というタイトルで映画化。2006年最大のヒットとなりました。同作は原作の『カンナさん大成功です!』のタイトルで日本公開もされました。後に日本でも漫画を原作とする映画が作られています。

『失楽園』

日本経済新聞』に掲載されていた渡辺淳一さんの恋愛小説。映画化、ドラマ化もされどちらも大ヒットしました。韓国では1998年に映画化されたのですが、残念ながらヒットしなかったそうです。ちなみに日本で製作された映画版『失楽園』は、2011年に韓国で初上映されています。

『リング』

鈴木光司さんのミステリーホラー小説です。1998年に映画化されて大ヒットジャパニーズホラーブームの火付け役となりました。韓国では1999年に『リングウィルス』のタイトルで映画化されましたが、日本ほどヒットせず。現在ではなかなか見られないカルト映画として扱われています。

『人狼 JIN-ROH』

2000年に公開された押井守さん原作のアニメーション映画。韓国では、2018年に作品の舞台を日本から韓国に変え、実写映画化されました。元のアニメを忠実に再現しており、原作者の押井守さんからも高い評価を得ていましたが、残念ながら大きなヒットとはならなかったようです。

『オールドボーイ ルーズ戦記』

1990年代に『漫画アクション』に連載されていた土屋ガロン(狩撫麻礼)さん原作、嶺岸信明さん作画の漫画。『オールド・ボーイ』というタイトルで、2003年に韓国で実写映画化されました。第57回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞するなど、高い評価を受けた作品です。

『フライ,ダディ,フライ』

2003年に刊行された金城一紀さんの小説。2005年には、岡田准一さん主演で実写映画化もされました。韓国では2006年に原作を映画化しており、韓国の人気俳優イ・ジュンギさんが主演したことで話題となりました。

イ・ジュンギさんは日本でも人気の俳優なので、韓国版が好きという人も多いそうです。

『シャ乱Qの演歌の花道』

1997年に公開された映画。当時大人気だった音楽バンドシャ乱Q』のメンバーが出演し、ボーカルつんく(現:つんく♂)さんが主演を務めました。

韓国では2007年に『覆面ダルホ~演歌の花道~』のタイトルでリメークされ大ヒットを記録しています。製作を担当したイ・ギョンギュさんが、日本留学時に『シャ乱Q演歌の花道』を見たのが、リメークしたきっかけだったそうです。


映画や漫画など、韓国で映画化された日本のコンテンツをご紹介しました。『シャ乱Q演歌の花道』といった意外なタイトルがリメークされているのには、驚いた人もいるかもしれませんね。
今後どんな日本のコンテンツが映画化されるのか楽しみですね。

(中田ボンベ@dcp

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