3月9日ニッポン放送の人気番組「オールナイトニッポン0(ZERO)」の2020年度のパーソナリティーが発表された。火曜のパーソナリティーヒップホップユニット・Creepy Nutsが続投。2018年度、2019年度に続いて、改編突破し、3年目が決定した。DJ松永とR-指定にパーソナリティー続投が決まった時の心境や3年目に突入する番組に対する意気込みなどを聞かせてもらった。

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――改編突破、おめでとうございます

DJ松永&R-指定「ありがとうございます

DJ松永「会見を見る限り、世間のオレたちへの興味のなさを感じました(笑)

R-指定「そりゃそうだよ。冷静に考えたら、ファーストサマーウイカさん、佐久間宣行さん、水溜まりボンドさん、霜降り明星さんという並びで、Creepy Nutsに質問なんてけえへんって(笑)

DJ松永「そうそう。立ち位置を確認しました。『誰が聞いてるんだ?』『誰が改編突破決めたんだ?』っていうくらい世間がオレたちに興味がないことがわかったので、3年目ですけど1から頑張らないといけないなって思いましたね(笑)

R-指定「会見でも言わせてもらいましたけど、3年目もやらせていただけるのは本業であるアーティスト活動をしっかりやれているからだと思うんです。去年、一昨年も全力でやってきましたけど、今年もより一層、力を入れてやっていきたいです。僕らのやらせてもらってるラジオは本業と地続きなところがありますから」

――いろんな企画、コーナーがありますが、手応えを感じたものは?

DJ松永「最近だとカップスターコーナーですね。スポンサー企業のコーナーなんですけど、純粋に『面白い!』って跳ねてくれたんです。サンヨー食品さんも『面白いからもう1回継続で』って言ってくれたのがありがたかったですね」

R-指定「うん、ありがたい」

DJ松永「スポンサーの企画って、宣伝っぽくなってしまうのかな?なんて思ってたんですけど、ちゃんと面白くなったのが良かった。あと、『ラジオHIP HOP』と『大江戸シーラン』という企画があるんですけど、最初からあるコーナーがまだ続いているのがすごいなって」

――コーナーを定着させることって、レギュラー番組では重要なことですよね。

DJ松永「そうなんです。やってみないとわからないですからね。最初からある企画が続いてるというのもありがたいです」

――2月に中野サンプラザで行われたイベント(「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)『THE LIVE 2020』〜改編突破 行くぜHIP HOPPER〜」)も大成功でした。

DJ松永「はい、リスナーの顔を見る機会ってないので、2000人と会えたのがすごく嬉しかったです。普段のライブとも違う顔ぶれでしたし」

R-指定「みんなに見られてる状態でラジオコーナーをやるというのが初めての経験やったので、楽しかったけど不思議な感じでした」

DJ松永「音楽ライブも後半にやったんですけど、それをやってる瞬間は安心というか、気持ちも落ち着いてできましたね(笑)。やってる最中は手応えとかわからなかったんですけど、終わってからいろんな人の声を聞いて『成功したんだな』って実感したところはあります」

――ゲストに来られたZeebraさんに改編突破の報告は?

DJ松永「まだしてないです」

R-指定「言われてみれば、報告せなあかんわ」

DJ松永「これ(報告)はRの仕事じゃない」

R-指定「うん、しとく。“改編突破”というワード自体がそもそも造語で、ジブさんの『MR. DYNAMITE』という曲の“1点突破 行くぜHIP HOPPER”というフレーズを文字ってイベント名にさせてもらったので」

DJ松永「報告義務があったね」

R-指定「ジブさんをはじめ、般若さん、宇多丸さん、近い先輩で言うとZORNさんにも番組に出てもらってますし、HIP HOPの先輩たちにすごくお世話になってます」

――そういう方がゲストで来られるのも他の曜日と違うところですね。

DJ松永「そうですね。ZORNさんなんてラジオにちゃんと出るのは初めてだったと思うんです。民放のラジオに出るのさえ違和感のある人たちを呼べてるので、それは自分たちにしかできないことかなって思いますね」

R-指定「芸能人の方とかは他の曜日にも出られてると思いますし、オレらとしてはまだまだ呼びたいラッパーとかもいっぱいいますから。オレたちがまだラップもDJもしてなくて、ただの純粋なHIP HOPファン、ヘッズだった頃、もっと身近な場所、もっといろんな場所でラップを聴きたい、ラッパーの話を聴きたいと思っていたので、今、それがちょっとでもやれてるのかなって」

――他にどんな方をゲストで呼んでみたいですか?

DJ松永「漢(a.k.a. GAMI)さんを呼んでみたいですね。あと、KREVAさんも」

R-指定「うん、来てほしいです」

――では最後に、3年目に向けての意気込みなどをお願いします。

DJ松永「3年目というと、良くも悪くも慣れが生じてくる時期だと思うんです。緊張しなかったり、何も用意しなくてもできちゃうだろうなとか、ダレてしまう場合があると思うので、気をひきしめていきたいです」

R-指定「同じく、毎回新鮮な気持ちでやりたいなと思っています」

DJ松永「HIP HOPアーティストがこういう番組をやらせてもらうことってそんなに多くないと思うので、自分たちにできることをいろいろやっていきたいですね」(ザテレビジョン・取材・文=田中隆信)

Creepy Nuts(左からDJ 松永、R-指定)