チェルシーは27日、新型コロナウイルスで困窮する人々を支援するため、チェルシー財団に選手たちが寄付を行ったことを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 新型コロナウイルスが世界中に影響を及ぼし、プレミアリーグは現在中断している。選手やスタッフの中にも感染者数が増えてきており、チェルシー内でも、イングランド代表FWカラムハドソン・オドイに陽性反応がでている。

 その中、チェルシーは公式サイトを更新し、選手たちが寄付を行ったことを発表した。同クラブによると、最初の寄付はケンジントン&チェルシー王立区、ウェストミンスターの家族、緊急の支援が必要な人に対し行われたようだ。また、ハマースミスやフルアムといった地方自治体と対話を続け、支援を続けていくと発表している。

 また、すでに本拠地のスタンフォードブリッジ併設のホテルを提供することを発表している同クラブは「クラブと財団は支援をサポートしてくれた選手たちに感謝している」とコメント。次のように支援の内容を伝えている。

チェルシー財団は全ての年代の人を支援することを約束する。また、オンラインでの教育プログラムも開始し、コーチが家で取り組める課題を子供達に宿題として課した」

「財団のスタッフはサリー、サセックス、ロンドンのフードバンクでもボランティア活動を
行っており、食料運搬の手伝いを行う」

 キャプテンを務めるスペイン代表DFセサル・アスピリクエタは「このような困難な時期は、こまっている人々をサポートすることが重要だ。選手たちはチェルシー財団を通じて支援を行うことを誇りに思う」とコメントしている。

選手が寄付をしたようだ [写真]=Getty Images