4月5日(日)より、テレビアニメ「サザエさん」(毎週日曜夜6:30-7:00フジテレビ系)のオープニングが、東京の名所の紹介となることが分かった。

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日本国内の各地を旅するオープニング

2019年年末にアニメ放送開始から50年という大きな節目を迎えたばかりの「サザエさん」。1974年1月以来、46年以上もの長きにわたり、オープニングで日本国内の各地を旅するサザエさんを描いてきた。

今ではすっかりおなじみとなっている、このオープニングの旅だが、1番最初に訪れたのは石川県だったという。最初の頃は地方ごとに旅をしていたが、2001年ごろからは1つの県を半年ごとに紹介するスタイルとなり、これまでサザエさんと共にさまざまな土地の実在する名所などを、その時の季節や話題性などに合わせてセレクトし紹介してきた。

そして4月5日(日)からは10年ぶりに、『東京』の名所を紹介することに決まった。

■ 前回の『東京』名所は建設中だった東京スカイツリーなどを紹介

半年ごとに紹介するスタイルになってから、東京がオープニングの舞台として選ばれるのはこれで2度目。前回は2010年4月~2011年3月の1年間で、世田谷区にある長谷川町子美術館をはじめ、東京タワーや、当時はまだ建設中だった東京スカイツリーお台場などの湾岸エリアなど、新名所といわれる場所を中心に、皇居や浅草寺、泉岳寺なども交えながらの紹介となっていた。

■ 新オープニングは東京駅豊洲市場も登場!

今回の新オープニングは、まずは東京駅で幕を開け、続いて皇居外苑二重橋、上野公園不忍池、旧古河庭園、鴨台さざえ堂(すがも鴨台観音堂)と続く。浅草寺前の雷門では、三社祭で大きなみこしを担ぐ勇ましい男たちが描かれ、続いて東京の中でも緑あふれる高尾山の様子が映し出される。

これまでいく度も描かれてきたレインボーブリッジを空から眺めた後は、2018年にできたばかりの豊洲市場で、両手いっぱいに買い物をしながらおいしそうなおすしを堪能するサザエさんが登場。

最後には東京さくらトラム(都電荒川線)、そして六義園の美しくライトアップされた夜桜など、古き良き名所の中に、新しい現代の顔をのぞかせた、さまざまな東京の表情を見ることができる。普段いつも見ている場所、あるいは旅先で見た名所が、アニメーションという形で新たに、鮮やかに生まれ変わる。

さらに、この度アニメ作品としては初めて「サザエさん」が「第28回橋田賞」を受賞することになった。放送開始から50年という節目に受賞も加わり、今後の「サザエさん」にますます注目だ。(ザテレビジョン

「サザエさん」新オープニングは『東京』