闇営業問題を経て、現在はYouTuberに転身している宮迫博之。昨年、吉本興業社長の岡本昭彦氏との会談の際に「お前らテープ回してないやろな?」と恫喝気味に問われたと、田村亮ロンドンブーツ1号2号〉との記者会見の際に発言していたが、今だに気になるのは、やはり「真相はどうだったのか?」ということだろう。

 オリエンタルラジオの中田敦彦のYouTubeチャンネル<中田敦彦のYouTube大学>、3月24日投稿の<【吉本騒動に迫る】雨上がり決死隊宮迫博之さんとYouTube初コラボ>に宮迫がゲスト出演して激白した。

「吉本に関してどう思うか、言っといたほうがいいすかね」と、お伺いを立てる中田。宮迫は「ボクと吉本との関係性ね?現状は契約解除されてる状態だから、吉本(所属)じゃないです」と答えつつ、相方の蛍原や吉本所属のタレントとの仕事がスムーズにいくのなら、吉本興業とのエージェント契約に期待を寄せる胸の裡も明かした。

これに対して中田は、

岡本さんめちゃくちゃ怒ってるんじゃないですか?(中略)社長まで謝罪会見してるわけじゃないですか。オレが社長だったら許さないだろうな」

 と、宮迫が吉本に戻るのは難しいだろうと持論を展開した。

 ところが宮迫は「(自分が)もっと影響力のある、徳のある人間になったらいろいろ動いてくれるのかなと思ってるけどね」とみずからの頑張り次第で吉本がよりを戻そうと働きかけてくれるのではないかとの推測を述べた。

 そして番組終盤、岡本社長が言ったとされる当のくだりについて、中田はこう切り込んだ。

「ちなみにですけど、テープって回してたんですか?」

 宮迫は神妙な面持ちで「ほんまの事言うていい?…回してません」と返答。

これに中田が「なんで?何やってんすか」と、毒を吐くように苦い顔を作り、スタジオの笑いを誘うと、「(テープを回してないかと)言われた時に、『回してるわけないでしょ』って言うたけど、心のどこかでその手があったかと思った」

 と宮迫も負けじと応戦した。

 あらかじめテープを回しておける抜け目なさがあれば、宮迫がこれほどの苦境に追い込まれることはなかったのかもしれない。そこをうまくやっている人間が跋扈しているのが芸能界かと思うと、恐い気もするが…。

ユーチューブライター・所ひで)

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