チェルシーフランス代表FWオリヴィエ・ジルー(33)が、1月の移籍市場でのオファーについて明かした。

ジルーは、2018年1月に5年半過ごしたアーセナルを離れ、チェルシーへと完全移籍し、アントニオ・コンテ監督の下で重宝された。

2018-19シーズンはマウリツィオ・サッリ監督下では、公式戦45試合に出場し13ゴール10アシストを記録も、プレミアリーグでは控えに回り、主な活躍の場はヨーロッパリーグに。今シーズンもフランク・ランパード監督の下で不遇の時期を過ごし、FWタミー・エイブラハムの負傷離脱でポジションを掴むこととなった。

ジルーにはかねてから移籍の噂が絶えず、1月にはインテル行きが近づいていたとされる中、その舞台裏をフランス『Telefoot』に語った。

「誰もがインテルのスポーツプロジェクトが、僕にとっても最も興味を惹くものだと知っていた」

「でも、ラツィオトッテナムも僕を注視していた。1つあったのは、どこでプレーしたいかという問題だ。僕は電話でコンテと話をしたよ」

ジルーとチェルシーの契約は2020年6月までとなっており、シーズン終了後にはフリーとなる。1月の時点で国外クラブは契約交渉が可能であった中、トッテナムも獲得に動いていたことが判明した。

一方で、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によりヨーロッパを含めたサッカー活動が停止。プレミアリーグも6月中には終わらない可能性も出てきており、FIFA(国際サッカー連盟)は選手の契約に関して、シーズンが7月に入った場合の措置も考慮しているとのことだ。

ジルーは、チェルシーとの契約延長についても「もちろんだよ」と検討しているとコメント。まずは残りのシーズンに集中し、然るべき時に話すとしている。

「あと数カ月、勝つための試合、そしてもう1つのトロフィーがある。その後、僕の前には2つ、3つの素晴らしいシーズンがあると思っている」

「契約やその他全てについて話す時ではないけど、その時が来たら決定を下すよ」

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