2020年8月22日(土)武蔵野市民文化会館小ホールにおいて、ミュージカルコンサート『BackroomBoysIII~ミュージカルと合唱~』の開催が決定した。

本演奏会は山崎聡一郎一橋大学男声合唱団コール・メルクールの共催演奏会として2018年にスタートし、以来大人数の合唱とプロのミュージカル俳優のコラボレーションを通じた迫力の演奏で大好評を博し続けている演奏会。企画・監督は10年に及ぶ男声合唱キャリアを経て劇団四季ノートルダムの鐘』等のミュージカルの舞台で活躍し、「こども六法(弘文堂)」の著者としても知られる山崎聡一郎ミュージカルを通じて観客に感動を届けるという観点だけでなく、プロではない歌い手の「本気の歌声」を引き出し、表現力や思考力を磨くという演劇教育の観点からも画期的な企画となる。

また本演奏会では第二部で一橋大学男声合唱団コール・メルクールによる王道の男声合唱が披露され、クラシカルな合唱と多彩なジャンルが融合したミュージカル合唱というまったく異なる要素を一度に楽しめる演奏会である点も特徴となる。

演奏曲はミュージカル美女と野獣』より「ビーアワゲスト(おもてなし)」、『モーツァルト!』より「影を逃れて」、『キャッツ』より「スキンブルシャンクス」、『ノートルダムの鐘』より「天国の光 / 地獄の炎」など、大人数で演奏してこそ堪能できる迫力のビッグナンバーばかりだ。

会場は世界随一の音響を誇る武蔵野市民文化会館小ホール、ソリストには昨年のArt&Arts主催公演にも出演した岩井萌岡拓未櫻井航のほか、 新たに劇団四季をはじめとする各種ミュージカルや大手テーマパーク等の舞台で活躍する青柳歌奈を、合唱指導にはオペラ歌手として活躍しながら東宝『レ・ミゼラブル』司教役や東京ディズニーシー15周年”Wish in Concert”全国ツアーに出演するなど幅広く活躍する古澤利人を迎え、演奏会全体がさらなる進化を遂げる。そして今回はスペシャルゲストとして東宝『レ・ミゼラブル』ジャベール役、劇団四季ノートルダムの鐘』フロロー役等を務める川口竜也を迎え、昨年にも増して聴きごたえのある演奏会となる。

2020年8月22日BackroomBoysⅢ予告

現在、新型コロナウィルス感染症の世界的な感染拡大と合唱団のクラスター化事例の発生を踏まえて一時的に稽古の実施を見合わせている一方で、広くオンライン上で歌唱動画を募り、動画編集を通じて大合唱を制作する『【希望を歌おう】みんなで「民衆の歌」プロジェクト』を開催し、感染拡大阻止を実現しながらエンターテイメントが持つ可能性を最大化する方策を検討し続けている。経済的な打撃を受けているミュージカル俳優への支援という観点も含め、 BackroomBoysは単なる演奏会の枠を超えたプロジェクトとしての在り方を模索しているとのこと、 プロジェクトの今後の活動にも注目したい。

『【希望を歌おう】みんなで「民衆の歌」プロジェクト』