エヴァートンを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、リヴァプールユルゲン・クロップ監督との会話の内容を明かした。30日に、アメリカメディア『ユーロスポーツ』がイタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』の記事を引用して報じた。

 アンチェロッティ監督は『コリエレ・デロ・スポルト』の取材に対し、「数日前にクロップと話をした」と明かし、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスについて語り合ったと述べた。

「私たちは皆、慣れない生活を送ることになった。新型コロナウイルスは、私たちを取り巻くあらゆる環境を大きく変えることだろう。サッカーをはじめ、すべての物事を縮小しなければならない」

クロップは、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16セカンドレグのアトレティコ・マドリード戦が予定通り行われたことに対して『犯罪的な決定だ』と言っていたよ。私も、彼の意見は正しいと思うね」

 収束の気配が見えない、新型コロナウイルス。感染の不安が拭えないなかで行われた試合に対し、クロップ監督やアンチェロッティ監督は怒りを隠せないようだ。

試合開催の決断に怒りを見せた、リヴァプールのクロップ監督 [写真]=Getty Images