no title

 米軍の中で、北アメリカ地域を担当する「アメリカ北方軍(NORTHCOM)」が、COVID-19新型コロナウイルス)のパンデミックによる国防の機能不全を防ぐために、重要スタッフを山岳地帯の地下シェルターへ移動させたそうだ。

 先週、テレンス・オショーネシー空軍大将が、直属チームの一部を、北アメリカ北方軍の司令部があるピーターソン空軍基地から地下シェルターに移動させる旨を発言した。

 そうした施設の1つが、コロラド州にある「シャイアン・マウンテン空軍基地」だ。ここは花崗岩の地下610メートルに作られた施設で、30メガトン級の核爆発にも耐えられる耐爆扉によって守られている。

―あわせて読みたい―

新型コロナウイルスで休校措置が取られているアメリカで、子供たちに給食を提供する様々な方法が実施されている
退職した元医師や看護師が、新型コロナウイルスで困っているニューヨーク市民を助けるためボランティア活動に奔走
新型コロナウイルス、パンデミックの最前線で戦っている英雄たち、世界各国の医療従事者たちの写真
買占めで困っている人の為に「自由にお持ち帰りください」の食料棚が設置される(アメリカ)
新型コロナウイルスは悪霊。神父が聖水を撒いてコロナ退散を祈祷(ウクライナ)

アメリカ存亡の危機に要人が避難する地下シェルター


我らが忠実なるNORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)とNORTHCOMに所属する指令・管理の専門家チームは、日々防衛の任務を果たして祖国を守るべく、家族に別れを告げ、家を後にして、隔離された場所にいる。(オショーネシー空軍大将)

 このチームは、軍の他のメンバーともシェルターを共有することになるだろうが、彼には「誰がそこに移動するのか話す権限はない」という。


Cheyenne Mountain

 米政府にとってシャイアンマウンテン空軍基地をはじめとする施設は、最悪の事態における生き残りをかけた最後の砦のようなものだ。

 核攻撃など、アメリカが存亡の危機に陥ったとき、大統領や閣僚、あるいは政治・軍・民間の要人らは4ヶ所あるシェルターに退避し、地下から国家の運営を担うことが想定されている。

 シャイアンマウンテン空軍基地のほかには、ホワイトハウス地下の大統領危機管理センターペンシルベニアレイブンロック山岳コンプレックスRaven Rock Mountain Complex)、ペンシルベニア州ウェザー山緊急事態指令センター(Mount Weather Emergency Operations Center)がある。


See Top Secret Bunker Where 7,000 Americans Will Go in Event of Nuclear Bomb

パンデミックで国防機能が麻痺することを防止するための措置

 今回の場合は、ワシントンにいる要人の大量避難ではなく、パンデミックの影響で国防機能が麻痺しないようにすることが目的だとされている。

 このように米軍がパンデミックの影響を受ける恐れがあると認めたことを受けて、マーク・エスパー国防長官は、米軍の弱点が敵に漏洩することを防止するために、兵士にCOVID-19の詳細を伝えることを停止したと発表した。

事態は総力戦の趣を呈する

 米軍の一部が地下シェルターに退避したが、地上にはあえて危険な場所へ赴かなければならない兵たちもいる。たとえば、同国の感染者の3分の1がいるとされるニューヨークには、野外病院を設置する立地を選定するために、軍のエンジニアが派遣された。

 感染の状況は深刻化の一途を辿っており、今や米軍は地上でも地下でも総力戦で挑んでいるかのような趣がある。

 27日(現地)、トランプ大統領100万人の予備兵、陸海空の退役軍人、沿岸警備隊の召集令に署名。彼らは民間機関の支援任務に就くことになる。

 さらに28日には、より多くの人員を動員する予算を確保するために改正法が発表された。

References:Run for the hills! Pentagon sends teams into MOUNTAIN BUNKERS as pandemic preparations go into full swing — RT USA News/ written by hiroching / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52289392.html
 

こちらもオススメ!

―歴史・文化についての記事―

住民たちが隔離病院に火を放つ。19世紀のアメリカ、ニューヨークで勃発したスタテン島検疫戦争
「陰謀論」という言葉はCIAによって生み出されたという陰謀論(アメリカ)
15世紀にイギリスから広まり、忘れ去られた恐ろしい疫病「粟粒熱 (ぞくりゅうねつ)」その原因は今も不明
絶対にかかりたくない。7つの恐るべきブービートラップ
19世紀のイギリスでは、大切な口ひげを守るための専用のティーカップが登場していた件

―知るの紹介記事―

住民たちが隔離病院に火を放つ。19世紀のアメリカ、ニューヨークで勃発したスタテン島検疫戦争
新たに特定された7000万年前の羽毛の肉食恐竜、チーター並みのダッシュ力
パンデミックの中、別の土地へ避難する飼い主に置き去りにされた犬(アメリカ)
何故人は誰もいない場所で霊を見るのか?ストーン・テープ・セオリーと「地縛霊」の関連性
たった3つのブラックホールがあるだけで時間の対称性は破れる(ポルトガル研究)
ついにペンタゴンが動いた! パンデミックによる国防の機能不全を防ぐために、一部チームを山岳シェルターへ移動(アメリカ)