ニューカッスルが、非常勤スタッフの一時解雇を決定したようだ。イギリス『BBC』が報じた。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、世界中のサッカー活動が停止している現在。プレミアリーグも同様にリーグ戦が中断し、多くのクラブがトレーニンングの見送りやショップなどのクラブの活動をストップさせている。
そんな中、ニューカッスルは非常勤のスタッフに関して一時的に解雇する措置を取ったとのこと。これは、プレミアリーグのクラブで初の出来事となった。
30日にクラブのマネージング・ディレクターを務めるリー・チャーンリー氏から、「クラブの未来を守るために決定がなされた」とスタッフへメールが送られたという。アカデミーや慈善団体などの職員は、雇用維持スキームを申請するように指示されたとのことだ。
なお、スタッフへは4月末までの給料は少なくとも全額支払われることとなる。
イギリスのリシ・スナック財務大臣は、3月上旬に月給2500ポンド(約33万5000円)までの労働者は賃金の80%まで請求できることを発表していた。
ニューカッスルは、1月にはサウジアラビアのファンドに3億5000万ポンド(約468億5000万円)でクラブを売却すると報じられていたが、その話も聞かなくなっている。
またオーナーのマイク・アシュリー氏は、以前からお騒がせオーナーとしても知られ、今回の新型コロナウイルス感染拡大を受けても2020-21シーズンのシーズンチケットに関して、ファンに請求し、大きな非難を受けていた。
加えて、自身が経営するショップもこの状況下でオープンさせ続けようとしたものの、スタッフやメディアを通じて大反発を受け、一時休業に切り替えていた。
今回の措置も他クラブとは一線を画すスタンスを取っており、様々な意見が飛び交うことになりそうだ。
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