新型コロナウイルス感染による肺炎で入院していた志村けんさんが、3月29日夜に70歳で亡くなった。突然の別れに、芸人からは追悼の声が続々と届いている。

 ダウンタウンの松本人志3月30日更新のツイッターで、「素晴らしいおじさん。ありがとうございました。」とツイート。言葉は少ないながらも、深みのある言葉だと言えるだろう。

 『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)で共演するタカアンドトシも、所属の吉本興業を通じてコメントを発表し、トシは「志村師匠にはとてもたくさんの事を教えて頂き、そしてとてもたくさんの優しさを頂きました」、タカは「今、芸人やっていられるのも志村師匠のおかげだと思っています」と故人を悼んだ。

 だが、そうしたしんみりとしたムードが漂う中で、雨上がり決死隊宮迫博之が30日のツイッターに記した「子どもの頃から、ずっと笑わせてもらいました。あなたは日本の宝です。心よりご冥福をお祈りします」のコメントは、思いがけず異なる反応を招いてしまった。ネット上では「あんたは出てこなくていい」、「志村さんは『日本の宝』、あなたは『芸能界の汚点』」、「なんで上から目線なの」といった非難が生じてしまったのだ。

 それでも、宮迫は『ドリーム東西ネタ合戦』(TBSテレビ系)などで、志村さんと共演経験もあり、彼の得意とする顔芸は志村さんの影響も感じられる。ネット上でも「これはさすがに宮迫、とばっちりだろう」、「宮迫個人の気持ちは尊重されるべきでは」といった声も見られる。YouTuberとして独自の活動を続ける宮迫のスタンスに、アンチは多く存在する。ただ、今回ばかりは宮迫に同情的な声も多く見られたと言えるだろう。

記事内の引用について
松本人志のツイッターより https://twitter.com/matsu_bouzu
宮迫博之のツイッターより https://twitter.com/motohage

雨上がり決死隊・宮迫博之