中央道の東京区間最大の渋滞ポイント、解消なるか

NEXCO中日本は2020年3月31日(火)、国土交通大臣から、中央道上り線 調布~高井戸IC間にある三鷹バス停付近の渋滞対策について、事業許可を受けたと発表しました。

中央道の上り線は、調布ICの合流部から三鷹バス停の手前まで付加車線が設置され、実質的に片側3車線となっていますが、この付加車線がさらに三鷹バス停の先まで、約1km延長されます。また、三鷹バス停付近の急カーブにより速度低下が発生していることから、線形の改良もあわせて実施される予定です。

調布IC~高井戸IC間の上り線は、平日の通勤時間帯を中心とした渋滞が慢性化しており、国土交通省が発表した2018年度の高速道路における区間別の「渋滞ワーストランキング」で同区間は全国ワースト2位、2017年は1位でした。

以前は深大寺バス停付近のサグ(下り坂から上り坂に切り替わる箇所)による速度低下が渋滞の大きな要因だったため、2015年に前出した付加車線が設置されるなど、改良が行われました。ところが、この付加車線が終了し3車線から2車線になる三鷹バス停付近の渋滞が激しくなったことから、国の委員会において新たな対策が議論されていました。

なおNEXCO中日本は、この三鷹バス停付近の渋滞対策にともない、下り線側にある三鷹料金所の運用見直しや、下り線の三鷹バス停の移設なども実施するとしています。

中央道上り線 調布IC~高井戸IC間で新たな渋滞対策が実施される(画像:photolibrary)。