2011年公開のパンデミックスリラー映画『コンテイジョン』が今再び注目を集めている。そんな折、マット・デイモンケイトウィンスレットらこの作品の主要キャストの5人が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため公共広告の動画を公開した。

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 映画『コンテイジョン』は、新型ウイルスがパンデミックを起こし、それにより世界中で混乱が巻き起こるというスリラー作品。昨今の新型コロナウイルス感染拡大を受けて、再び注目を集めている。

 そんな折、現地時間の27日、コロンビア大学の公衆衛生大学院がこの映画の主要キャストが登場する動画を続けて公開した。Deadlineによると、動画にはマットとケイトのほか、ローレンスフィッシュバーンジェニファー・イーリー、マリオン・コティヤールがそれぞれ登場。映画を監督したスティーヴン・ソダーバーグ監督と、脚本家のスコット・Z・バーンズが参加し、大学院の科学者らとパートナーを組んで製作されたそうで、新型コロナウイルスに関する根拠に基づいた情報が提供されている。

 マットとローレンスは、「SOCIAL DISTANCINGソーシャル・ディスタンシング)」について説明。これは、他者との距離を保つことで、感染拡大を防ぐというもの。一方のケイトは、手の洗い方を指南。「役作りのために公共衛生のプロと時間を過ごしたが、人生が掛かっているかのように手を洗え、と教えられた」と手洗いの重要性を説いている。

 マリオンはアメリカよりも一足先に感染拡大が深刻になったフランスの出身。動画では、今の選択次第で未来が変わると、個人の責任ある行動を求めている。また、映画でワクチン開発に携わる科学者を演じたジェニファーは、ワクチンが出来るまでには時間がかかるとし、それまでは専門家の意見を聞き、正しく行動するように、と説いている。

(左から)映画『コンテイジョン』に出演したケイト・ウィンスレット、マット・デイモン、マリオン・コティヤール (C)AFLO