トッテナムは公式サイトを更新し、スタッフの給与をカットする方針を発表した。

 新型コロナウイルスが世界中で広がり、プレミアリーグをはじめ世界中でサッカー活動が中断されている。これによりクラブの収益が減少し、給与をカットするクラブも増えてきている。

 今回トッテナムは「チェアマンからのメッセージ」と題し公式サイトを更新。「デロイトの調査によると、おそらく世界で8番目に大きなクラブだが、このウイルスには国境がなく、過去のデータはまったく関係ない」とダメージを受けていることを明かし、選手以外のスタッフの給与をカットすると発表した。

「クラブの活動は事実上終了し、一部のファンは職を失い、ほとんどの人が将来を心配している。スポンサーは彼らのビジネスに主眼を置くだろうし、我々のメディアパートナーは我々がいつ試合を再開するか、我々がファンの前でプレイすることを許可されるかどうかに確信がもてない。その一方で、クラブには年間数億ポンドに達するコストベースがある」

バルセロナバイエルンユヴェントスといった世界最大規模のクラブが、経費削減のために対策を講じているのを見てきた。昨日、我々はコスト削減のための措置をすでに講じた。しかし雇用を守るために、必要に応じて政府の資金を活用すること、そして4月及び5月の全550人の選手以外の役員及び従業員の報酬を20パーセント削減するという困難な決定を下した」

声明を発表したトッテナム [写真]=Getty Images