3月31日放送の「恵比寿マスカッツ 真夜中の運動会」(毎週火曜夜11:00-11:30、AbemaSPECIAL2チャンネル)で、新メンバーオーディションの最終候補者が登場し、選考結果が発表された。

【写真を見る】“初代9期生”希島あいりが懐かしの衣装姿で登場(他、収録写真30枚)

■ “初代マスカッツ”のメンバー復活も!

正規メンバーとして合格を勝ち取ったのは、山岸逢花、深田結梨、栄川乃亜の3人。さらに、最終候補に残っていた残りの4人、星宮一花、広瀬りおな、牧野紗弓、小林穂乃香も「研究生」として活動していくことが明かされた。

そしてもう一人の新メンバーがサプライズで登場。“初代マスカッツ”9期生として活動していた希島あいりが、2019年から個別で進めていたオーディションを突破し、7年ぶりに恵比寿マスカッツメンバーとして復活することも発表された。

■ 新メンバーオーディションの振り返り

新メンバーオーディションを行うことが明かされたのは、2019年12月27日神奈川・川崎のCLUB CITTA'で行われたライブ。その後募集を開始し、2月11日に同番組で新メンバーオーディションの様子の一部を放送、投票がスタートした。

応募総数400人以上の中から一次選考(書類選考)を通過した21人により、都内某所で二次選考を実施。課題曲のダンスや歌唱テストなどの審査が行われた二次選考を通過し、最終候補者に選ばれたのは7人。そして最終選考は「一般投票」、つまりファンや視聴者による投票で決められ、上位3人が恵比寿マスカッツに加入するとされていた。

3月3日の放送回で投票の途中経過も公開。その時点では、1位は山岸逢花、2位は深田結梨、3位は栄川乃亜と発表されていた。

■ 緊張の収録模様をリポート!

某日、とある収録前にスタジオに集められた現メンバーたち。その日ついに、約1カ月にわたり行われた新メンバーオーディションの最終投票結果、つまり新メンバー合格者発表の瞬間を迎えたのである。「恵比寿マスカッツ、新メンバー発表です!」という光浦の声を合図に新メンバー候補の6人(※1人は別仕事のため欠席)が呼び込まれた。

「みんなかわいい」「ビジュアルのレベルが高い」とMC陣がべた褒めする20代がそろう中、1人だけ30代の広瀬に「ちょっとファンデーションが白いなと思った」と早々にマスカッツ流ツッコミが入る一幕も。

さっそく投票数ベスト3の合格者が発表されていく。

■ 第3位はまさかの収録欠席!?

まず、第3位の栄川が呼ばれる…が、彼女が以前から決まっていた別仕事のためにこの日欠席していることが分かると「そんな子入れちゃダメじゃない!?」「今日来ない人は今後もう来ないと思う」といったヤジも。

さらに一時期休みがちだった三上悠亜と桃乃木かなからの「私たち最近来てるんですけど…」と“圧”を感じる(?)ツッコミも飛び出した。しかしながら投票期間中にアピールしていた“鼻うどん”が評価されたようで、晴れて加入に至った。

■ 泣きながらも現メンバーに宣戦布告!?

続いて第2位は、深田。加入決定の喜びで思わず泣き崩れそうになる彼女に温かい拍手が贈られる。初代からずっとマスカッツを見ていたという深田の、「ずっと入りたくて…憧れの存在で…(泣)」と涙ながらにコメントする姿には、現メンバーもうれしそうな表情に。

そんな深田は憧れのメンバーを聞かれると、現メンバーではなく初代の「希志あいのちゃん」と返答。さらに“勝てそう”なメンバーとして「ゲッスーさん(吉澤友貴)」を挙げると、名指しされた吉澤は「収録来られないようにしてやる!」と応戦し笑いを誘った。

■ 第1位の新メンバーがマスカッツの洗礼を受ける…!

見事、第1位に輝いたのは山岸。“キレイなお姉さん”タイプの彼女に「いいあんばいのビジュアル」と大久保らMC陣は高評価。「マスカッツの一員として認めてもらえるように頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします」とハキハキあいさつする山岸だったが、またしても吉澤が「なんかしゃべり方がやだな」「余裕ぶってる感がすごい」などとイジり始める。

さらに他メンバーからも続々とツッコまれ、得票数1位の人気を持つ山岸はさっそくマスカッツ流バラエティーの洗礼を受けていた。

■ 初代メンバーがサプライズ加入!

ここで終わりかと思いきや、大久保が「実は…もう一つ発表があります」と続け、「3人以外にもう一人、正式メンバーに加える方がいます」と決定事項を告げると、ザワザワし始めるメンバーたち。2019年から入りたいと言っていた人物がおり、個別でオーディションを実施していたと紹介され、呼び込まれた。

そこへ、水色の“初代の衣装”を身に着けた希島が登場。その“初代オーラ”に自然と現メンバーからも拍手と歓声が起こった。初代マスカッツが2013年に解散する半年前に加入した彼女は、半年という短期間での活動が心残りだったらしく、加入を熱望していたという。

「こんにちは!“きじー”こと、希島あいりです。私は恵比寿マスカッツの初代メンバーとして半年間活動させていただいたんですけど、これといった活躍がないまま卒業を迎えてしまったので、どうしても諦めきれずにいました。

マスカッツに加入していた頃、いろんな方に知っていただく機会が増えて、卒業してからも初代恵比寿マスカッツという肩書きをいただいたんですが、大先輩の皆さんのような活躍ができず何も残せなかった自分が申し訳なくて、ずっと悔しかったので、今日は新メンバーの皆さんも加わったということで…。ひと花咲かせられたらうれしいなと思っています。よろしくお願いします!」とあいさつした。

緊張しながらも涙を流さなかった希島。だがその代わりに、突然みひろが「マスカッツでやっと友達ができた」と号泣。みひろは熱いハグで、希島をマスカッツに迎え入れた。

初代メンバーの希島を、MC陣は「かわいい」「バレッタがこんなに似合う人いないよ!?」と褒めると、深田や山岸に強く当たっていた現メンバーも「先輩だけど後輩!?」「グイグイいっていいんすか…?」と弱気になりながらも歓迎していた。

元・初代メンバー、新メンバーの登場に、現メンバーがどのような化学反応を起こしていくのかに注目だ。新メンバーは、4月21日(火)以降の放送回から出演予定。

■ 春ライブの東京1公演を無観客開催!

また、このたび、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、4~5月にかけて開催予定だった「東京・大阪・名古屋  ハイボール飲んでウィ~♪ツアー」について、4月18日(土)東京公演を無観客配信、それ以外の4月19日(日)東京公演・4月29日(水)大阪公演・5月5日(火)名古屋公演を中止とすることが発表された。詳細は、公式サイトや公式Twitterなどで発表されていくという。

■ 収録後、総合演出・マッコイ斉藤に直撃インタビュー!

新メンバーのお披露目となる放送回の収録後、グループの総合演出を務めるマッコイ斉藤にインタビューを行った。

――今のタイミングで新メンバーを募集されたのは、どんな思いだったのでしょうか?

初代マスカッツは加入タイミングも多く9期生までいましたが、実は今も加入したいという子がたくさんいたり、ファンの方からの声もいただいたりしていたんです。それで、新しいスターが生まれてくれたらいいなという思いがあって。

オーディションでは「みんなマスカッツのこと好きなんだな」というのは感じましたが、その中でも「入りたい」という気持ちが一番強かった子たちを選びました。

■ 「 “初心の頑張り”を思い出してほしい」

――現メンバーにとって、新メンバーはどんな存在になるんでしょうか。

現メンバーもだいぶ良くなってきました。でもまだ全員が一丸となる積極性が足りないんですよね。だから新メンバーの存在が良い刺激になって、「もっと頑張らないと!」と思ってくれる現メンバーが増えれば、チームとしても強くなるんじゃないかな。

――後輩が入ることで意識が高まるという…。

そうですね。それに加入したての新メンバーは純粋にやる気を見せてくれるんです。「好き」で入ったからには「何でもやってやる」という気持ち…そんな “初心の頑張り”を、現メンバーにも思い出してもらえたらいいですね。

■ 「 “マスカッツのスイッチ”を持ってほしい」

――新メンバーの課題となるのはどんなところでしょうか。

まあ正直…加入前は表の華やかさしか見えないので、思っていたのと違うってすぐやめちゃうんです。そういう子ってだいたい個人プレイヤーなんですが、今のマスカッツに個人プレイヤーはいらないし、個人のプライドもいらないんです。

理想と現実が違うのは当たり前で、本業とは別の “マスカッツのスイッチ”を持ってほしいですね。吉澤や市川まさみ、最近は三上や桃乃木もそのスイッチを入れて、「ここはマスカッツの現場なんだから」という“チーム志向”になってきています。

現メンバーは「誰かがおいしくなっていたらみんなでおいしくしてやろう」っていうチームプレイがちゃんとできるようになってきたので、新メンバーも早くそうなってくれたらいいなって思いますよ。

――なるほど。本業では個人での活躍ですもんね。

もちろんみんな個人で売れたいっていう気持ちがあるだろうし、そこに「早くチーム意識を」って言われても「どうやればいいんだろう」って迷うと思うんです。

でも実は簡単で、「全部面白がればいいだけ」。与えられた状況を面白がれるかどうかで、その人の成長は全然違ってくる。新メンバーには早くそこに到達してほしいですね。

ただ簡単とは言いましたが…「全部面白がる」ってやっぱり大変なんです。今まで見たことがない世界ですしね。

何にも出来なくて悩んでいる子たちを山ほど見ています。そんな中で、自分のチャンスがきた時にしっかりモノにできる精神状態を作っている子や、ちゃんと面白くしようとしている子は変わっていくと思います。

■ 「 苦労を乗り越えながら成長して、花開いてくれたら」

――現時点で見えている目標などはありますか?

番組やライブは一番輝いているところを切り取って見せているわけであって、そこにたどりつくまでの「努力」「苦労」「涙」「悔しさ」は全く見せてない。「歓喜」なんていうのは一瞬しかないんです、でもその瞬間を味わいたくてみんな頑張るわけですよ。そこをきちんと理解して頑張ってくれるかなって、正直心配はしています。

自分の娘より教育している感じはしますね(笑)。でもそれが伝わるまでものすごく時間はかかるし、ユニットって本当に大変なんです。新メンバーにはいろいろ経験してもらって、一日も早くいっぱしの人になってほしいですね。

そして、10月20日(火)に開催予定のマスカッツ10周年ライブに向けて、早くユニットの一員としてなじむとともに、みんな苦労を乗り越えながら成長して、花開いてくれたらいいなと思っていますよ。(ザテレビジョン

※2020年ザテレビジョン撮影