名古屋でJ1優勝を経験したDF増川、全カテゴリーを知るDF丹羽の名も

 日本サッカー協会JFA)が3月31日に移籍リストを発表し、11名の選手リストが公開された。かつてJ1リーグ優勝の美酒を味わったベテランDFや、J1からJ3の全カテゴリーを経験している実力者も並んでいる。

 今回のリストで最大の大物は、京都サンガF.C.を退団したDF増川隆洋だろう。現在40歳となった191センチのハイタワーは2003年にアビスパ福岡でプロデビューを飾り、2005年から9シーズンにわたって名古屋グランパスに在籍。以降、ヴィッセル神戸北海道コンサドーレ札幌、京都でプレーした。

 名古屋時代の2010年には、ドラガン・ストイコビッチ監督の下でJ1リーグ初優勝に貢献した増川。元日本代表DF田中マルクス闘莉王とともに鉄壁の守備を誇り、Jリーグベストイレブンも受賞している。

 もう1人の実力者が34歳DF丹羽竜平だ。神戸を皮切りに、セレッソ大阪サガン鳥栖ジェフユナイテッド市原・千葉鹿児島ユナイテッドFCプレー。2018年からSC相模原に2年間在籍した。J1通算140試合(2得点)、J2通算158試合(4得点)、J3通算91試合と全カテゴリーを熟知している猛者で、昨季も33試合出場とフル稼働した。

 Jリーグ移籍の第1登録期間は3月27日までとなっているが、フリーとなっている11選手には適用されず、クラブと契約が可能だ。現在リーグ戦は新型コロナウイルスの影響を受けて一時中断しているなか、37歳のベテランGK北野貴之(ガイナーレ鳥取を退団)も並ぶ移籍リストの面々は、新天地をどこに求めのか。今後の動向に注目が集まる。(Football ZONE web編集部)

昨季で京都サンガF.C.を退団したDF増川隆洋【写真:Getty Images】