ボーイングは2020年3月30日(現地時間)、アメリカ海軍からP-8Aポセイドン哨戒機を第11期発注分として18機、約15億ドル(約1617億円)で受注したと発表しました。これにはFMS(有償軍事供与)での韓国、ニュージーランド向けも含まれます。

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 アメリカ国防総省の2020年3月30日付発注契約(N00019-14-C-0067)として公表された内容によると、P-8Aポセイドンの第11期(Lot 11)発注は、15億5439万8639ドル(約1617億)で18機のP-8Aポセイドン哨戒機を調達します。

 これにはアメリカ海軍向け8機のほか、有償軍事供与(FMS)の形でアメリカ政府を通じて引き渡される、韓国海軍向け6機(8億1173万4777ドル=約875億円)、ニュージーランド空軍向け4機(5億2296万2247ドル=約564億円)が含まれます。韓国向け、ニュージーランド向けともアメリカ海軍向けと同じ仕様で、予算の負担割合はアメリカが14%、韓国が52%、ニュージーランドが34%となります。

 今回の発注分の引き渡しは2022年からになる予定で、ニュージーランド空軍向けは2022年から、韓国海軍向けは2023年から引き渡されることになります。全数の引き渡し完了は2023年10月を見込んでいます。

<出典・引用>
アメリカ国防総省 ニュースリリース
ボーイング ニュースリリース
Image:Boeing/U.S.Navy

(咲村珠樹)

ボーイング アメリカ・韓国・ニュージーランド向けP-8Aポセイドンを受注