子どもの要求は理不尽で容赦ない。こんな時はオウムになってみよう
子育てをしていると子どもの言動にウンザリしてしまうことがありますね。リクエストされたからオムライスを作ったのに「オムライスじゃなくてチャーハンが良かった」など、子どもの要求は理不尽で容赦ないもの。また「公園行きたい」など普通の要求でも、お母さんの体調が良くないなどの場合は子どもの期待に添えないこともあるでしょう。こんな時に「ダメ」「わがまま言わないで」と言いそうになりますが、お母さんはオウムになると上手くいきやすいのです。


子どものワガママには「ダメ」よりも“気持ちを受け止める”ことが大切
子どもは「ダメ」「わがまま言わないの」など、自分の気持ちが否定されると余計にヒートアップしてしまいます。「オムライスはイヤ、チャーハンなの!」と連呼し床に寝転がって泣き叫ばれたら、お母さんだってイライラしてしまうでしょう。泣きたいのはこっちの方です。「もう知らない。食べなくていい!」なんて売り言葉に買い言葉になることも。こんな地獄絵図にならないためには、子どものどんな要求にもまずは気持ちを受け止めることから始めましょう。


まずは子どもの言葉を繰り返そう。その後にこちらの要求を伝えるのがコツ
子どもが「オムライスじゃなくてチャーハンがいい」と言えば「オムライスじゃなくてチャーハンがいいのね」と同じ言葉をオウム返ししてみてください。すると「お母さんは気持ちを分かってくれた」と感じ、子どもの心が落ち着いてきます。気持ちが落ち着くとお母さんの言葉に耳を傾けられる余裕が出てくるのです。その上で「オムライス作っちゃったから、今日は一緒にこれを食べない?」とこちらの要求を伝えると良いのです。


オウム返しで育てられた子どもは、自己肯定感が高くなるという副産物も
この方法は万能薬とはいきませんが「ダメ」と否定から入るよりもよっぽど上手くいく確率が上がります。またオウム返しを使って子どもを育てるメリットは、お母さんの言葉を受け入れやすくするだけではありません。「お母さんはちゃんと自分の話を聞いてくれている」と感じられることで「大切にされている」「自分には価値がある」という感覚が得られ、自己肯定感の高い子へと成長していくのです。


今日の1日1成長
子どもの理不尽な要求にはまず言葉を繰り返し、その後に要求を伝えよう子どもの自己主張力も1成長、お母さんの受容力も1成長。田中京子(文)さわどあさみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/
(mamagirl
掲載:M-ON! Press