C大阪2年目のMFデサバト、日本サッカーを高評価「スピードがあり、ダイナミック」
J1セレッソ大阪に在籍するアルゼンチン人MFレアンドロ・デサバトは、Jリーグで2シーズン目を迎えているなか、日本サッカーを「スピードがあり、ダイナミック」と高く評価している。その一方、日本人について「教養があり、礼儀正しい人々だ」と称賛した。アルゼンチンメディア「Doble Amarilla」が報じている。
現在30歳のデサバトは、母国アルゼンチンのCAベレス・サルスフィエルド下部組織から2010年にトップチームへ昇格。2017年まで在籍後、2018年はブラジルのヴァスコ・ダ・ガマでプレーし、2019年にC大阪へ加入した。昨季のリーグ戦で18試合に出場したデサバトは、2月22日の今季開幕・大分トリニータ戦で先発フル出場し、1-0の勝利に大きく貢献している。
チームにすっかり溶け込んだ感のあるアルゼンチン人MFは、「スピードがあり、ダイナミックで、急成長を遂げている」と日本サッカーを評した。また、ライバルチームの名手にも触れ、「昨季はダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキ、フェルナンド・トーレスもプレーしていた。アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)が日本にいて、そんな素晴らしい選手と対峙するのは大きな学びになる」と語っている。
アジア初挑戦とあって、「異文化に適応するのは簡単ではない」と口にするデサバトだが、クラブの対応やロティーナ監督の存在に助けられていると明かす。
「クラブに通訳がいて、ポルトガル語だけど、ブラジルから来たので上手くやっているよ。ヨーロッパ人としての知見を持つスペイン人監督は僕を気にかけてくれるし、チームの一員として信頼してくれていることも適応するうえで大きな助けになったね」
「唯一無二の経験」を求めて移籍 「日本はとても静か、秩序立っていて安全」
日本での生活に慣れた模様で、「休日には妻と有名な場所に行くよ。城やお寺があって、文化も知っているからとても好きなんだ」と満足気な様子で語る。また、日本の文化や人々の言動にも好感を抱いているようだ。
「日本はとても静か、秩序立っていて安全で、教養があり礼儀正しい人々だ。ブラジルで素晴らしい1年を過ごした後、すべてのオファーの中でここを選んだのは、それが最も興味を引いたからだし、唯一無二の経験だから」
新型コロナウイルスの影響により、シーズンは開幕直後に一時中断している。J1リーグは5月上旬の再開を目指しているなか、デサバトが攻守両面で存在感を放ってくれそうだ。(Football ZONE web編集部)
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