ドルトムントに所属する元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(27)に対して、本人が望むようなオファーがないという。ドイツ『ビルト』が報じている。

ドルトムントとの現行契約が今季いっぱいのゲッツェ。延長交渉に入っているものの、ゲッツェ側がクラブの大幅な減俸要求に難色を示したため、2016年夏のバイエルン移籍以来となる“2度目の別れ”という見方が強まっている。

ドルトムントと交渉決裂の様相を呈するゲッツェを巡り、ヘルタ・ベルリンレバークーゼンが関心を示しているというが、本人はブンデスリーガを飛び出して、海外移籍を所望。しかし、その意向に沿う打診がない現状だという。

そのゲッツェを望むクラブは移籍金なしで獲得できるが、選手の推定年俸800万ユーロ(約9億3000万円)におよぶ高額給与がネックに。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う財政的な打撃も動きの乏しい現状に繋がっているようだ。

17歳という若さでドルトムントのトップチームデビューを遂げ、2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)決勝で優勝に導くゴールを記録してみせ、ドイツ国中を熱狂の渦に巻き込んだゲッツェ。アメリカや中国も選択肢だというが、果たして…。

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