働いてはいるけれど、定職につかず転職を繰り返したり、あるいは長続きしなくってアルバイトを繰り返している人も多くなってきました。ちゃんと正社員として働けるだけの能力を持っているのになかなか落ち着く事ができない人たちは、どういった理由で定職に就くことができないのでしょうか?

■仕事につけない、続かない!あなたは何症候群

仕事が続かない現代の若者は、仕事を辞めてしまったり、転職してしまう何かしらの“理由”を抱えている事があります。その中でも特に顕著な“症候群”をご紹介します。

1.青い鳥症候群
青い鳥症候群は最近の若者に多く、今現在の自分は本当の自分ではないと思い、期待されている理想と現実のギャップを受け入れられずに次々と仕事を変えてしまいます。

転職はその人の自由かもしれません。ですが理想を追い求めてばかりの転職を繰り返していては自分のためにはなりません。

2.ピーターパン症候群
精神的、年齢的にも成人しているにもかかわらず、大人になりたくないと思い、いつまでも自立できないでいる人のことを指します。大人になり、社会に出れば仕事で我慢や大人としての振る舞いを求められます。ですがピーターパン症候群の人はそういった我慢などができないため、仕事についてもすぐにやめてしまうということを繰り返してしまいます。

3.無気力症候群
無気力症候群にかかっている人は年々増えてきており、これは仕事などやらなければいけないことに対して、やる気が起きず無気力状態になってしまうというものです。無気力症候群は初期段階ですと仕事など、自分の気が向かないことのみに限定されることがほとんどですが、重度になると趣味や自分の好きな事にも無気力、無関心といった状態になってしまい、果ては何をする気も起きなくなってしまうこともあります。この場合、自力で回復するのは難しいため、病院に通うといった対処が必要になってくるでしょう。

4.荷おろし症候群
荷おろし症候群は、仕事でストレスを抱えていた人が、目標達成後、そのストレスから解放された際に無気力状態に陥ってしまう状態のことです。うつ病の一種で、これにより仕事を辞めてしまうことも多いようです。

■若い人ほど、○○症候群に陥りがち

現在はさまざまな理由で正規雇用が難しいと言われていますが、それ以外にも上記のような症候群に悩まされる若者が増えてきていることも、定職につけない理由の一つにあるでしょう。

他にも、仕事の多様化に伴って選択肢が広がった事により、安易に転職を選んで一つの仕事に落ち着けないという背景もあります。

個人差はありますが、誰しもが上記のような症候群にかかる可能性は少なからずありますし、定職につけないことがさらに症状を悪化させているのかもしれませんね。

定職につけない、さまざまな理由「青い鳥症候群」「荷おろし症候群」