00

image credit:Andrew Stuart/Twitter

 新型コロナウイルス蔓延でロックダウン(封鎖)が続いている国や地域では、人間がいなくなった街に野生生物が姿を現している光景がたびたび捉えられている。

 さてそんな中、イギリスウェールズシーサイドタウンで、野生の山羊の大群が街を占拠したようだ。

 人気がいなくなった通りにわさわさと120頭も出現した山羊たちは、町の生垣で自由にランチを楽しんでいるようだ。

―あわせて読みたい―

新型コロナウイルスの影響で休館となった水族館で、ペンギンがお客さんに。悠々と魚の水槽を見学中(アメリカ)
新型コロナウイルスで活動が制限されたイタリア、ベネチア運河でイルカの姿が発見される
「ベネチアの運河にイルカが泳いでいた」はフェイクだった。多くの人がこのニュースを信じてしまった理由とは
お客のいない空っぽの動物園で、フェネックが館内を大冒険(アメリカ)
新型コロナウイルスで人間の少なくなった街に姿を現し始めた野生動物たちの姿がとらえられる

封鎖中の町に野生の山羊の群れが出現

 ウェールズ北部のシーサイドタウン、スランディドノ近郊の岬には、野生の山羊が生息しているが、普段は山に住んでいることから、人間の住む町には姿を現すことなどこれまではほとんどなかった。

 ところが、ロックダウン(封鎖)中で人気がなくなった町中に約120頭もの山羊の群れが出現した。

 最初に山羊たちが姿を見せたのは、3月27日の夜のことだったという。町のトリニティスクエアという場所にあるパブに住むアンドリュー・スチュアートさんは、すぐ外の生け垣を食べている山羊の群れを見て、すぐに動画を撮影した。



 その後、念のためにと警察に通報したが、警察もなす術がなかったそうだ。

山羊の群れ、翌日に再び町中に現れる

 どうやら山羊たちは、人間が姿を見せない町がすっかり気に入ったようだ。翌日も、そのまた翌日も山羊は集団で山から現れ、生け垣をおいしそうに食べては境界の墓地で昼寝をするなど、まったりとくつろいでいたという。


こうやってまたツイートしているのが信じれれない。また山羊たちは戻って来たぞ。


 その様子を、数日にわたりスチュアートさんは撮影して自身のTwitterでシェア。



山羊たちは、堂々と町を徘徊している。


 この町はまるで人間から山羊へと主導権が移ったかのようだ。

 とは言えまだ完全に支配下になっているわけではなく、周囲を警戒することは怠らない。「だるまさんがころんだ」のように止まっては動く。


 外出制限されているユーザーらの中には、度々更新されるスチュアートさんの山羊の動画を楽しみにしている者もおり、Twitterには「面白い。ずっと更新続けて」「完全に町を占拠してるね。退治するには、やっぱりゴー(ス)トバスターズの出番が必要かな」といった声も寄せられている。


 人間の外出制限がいつまで続くかはわからないが、山羊は賢い生き物だ。気が付いたらこの町は完全に山羊が支配していて、主権を取り返すのに山羊と人間の代表が交渉...なんてストーリーが思い浮かんだりしたり。

References:Andrew Stuart/Twitterなど / written by Scarlet / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52289439.html
 

こちらもオススメ!

―動物・鳥類についての記事―

お母さんみたいでしょ?孤児になったシマウマの赤ちゃんの為、ゼブラ柄の服を着てお世話する飼育員(ケニア)
やきもち焼きのハスキー犬。飼い主の電話中、かまっての猛攻撃
ピューマのメッシ「ボクの大好きなウサギちゃん!」にご飯をあげてとご主人にねだる
120年前のタイムカプセルに愛猫の写真のネガが!当時の少女の想いが現像と共に蘇る(フランス)
猫?余裕っす。ガラス越しの鳥、猫の肉球攻撃を完全スルー

―動画の紹介記事―

やきもち焼きのハスキー犬。飼い主の電話中、かまっての猛攻撃
ピューマのメッシ「ボクの大好きなウサギちゃん!」にご飯をあげてとご主人にねだる
120年前のタイムカプセルに愛猫の写真のネガが!当時の少女の想いが現像と共に蘇る(フランス)
猫?余裕っす。ガラス越しの鳥、猫の肉球攻撃を完全スルー
むっ、怪しいニワトリ発見!ステンレスに映った自分自身とにケンカを売る雄鶏
支配権は人類から山羊へ?コロナで封鎖中の町を120頭もの野生の山羊が占拠中(イギリス)