アベノミクス」ならぬ「アベノマスク」とも言われる政策を風刺した一枚のイラストが、海外の主要メディアで取り上げられるなど注目を集めている。

ネタとなったのは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて安倍首相2020年4月1日に表明した、一住所あたり2枚の布マスクを配る政策である。

韓国KBSは「不満の混じったネチズンの風刺」

話題を呼んでいるのは、4月1日ライターイラストレーター北村ヂンさんによってツイッター上に投稿された、人気アニメサザエさん」(フジテレビ系)風のイラスト。7人(飼い猫のタマ含めると8人)暮らしの磯野家では、2枚のマスクが届けられても数が足りない。そこで、家族がぴったり並んで、無理やり4人で1つずつのマスクを着けている――というものだ。

ツイートは3日17時30分時点で8万リツイートを超える反響。ユーザーからも「クッソ皮肉られてて草生える」「タマが優先されてて素敵」との声が聞かれている。

このイラストに反応したのが海外メディアだ。

韓国の公共放送KBS」は4月2日夜に報じた世界各国の新型コロナウイルスに関するニュースの中で、日本のマスク配布策を紹介。「安倍首相の発表以来、不満の混じったネチズンの風刺が続いている」として、イラストスクリーンに映して取り上げた。

フィンランドの大手新聞社「ヘルシンギンサノマット」が2日夜に公式サイト上で公開した日本の新型コロナウイルスに関する記事では、トップ画像としてイラストを掲載。日本のマスク配布策を受け「ソーシャルメディアで多くの憤慨した写真やコメントを生み出した」として、その例に紹介されている。

イギリスの大手紙・ガーディアンの公式サイトでは、新型コロナウイルス関連のニュースを伝えるページ「コロナウイルスライブ」の中で2日にイラストが登場。日本のマスク配布策に対する、漫画やアニメを参照とした風刺作品の一つとして紹介された。記事の執筆者はイラストを「大世帯が直面する困難を説明している」と評している。

「一住所マスク2枚」の風刺イラストが海外メディアで話題(画像は韓国KBS公式サイトより)