《私は新型コロナウイルスに感染しました。(中略)病院に入院しています》

 4月1日韓国人の人気歌手、JYJのジェジュン(34)がインスタグラムにこう投稿すると、ネットは騒然。ファンからは心配と驚きの声が寄せられた。投稿の約1時間後には「NHK NEWS WEB」も「JYJのジェジュンさん 新型コロナ感染」と報道。前日の3月31日にジェジュン生放送の歌番組に出演していたため、共演者への集団感染も心配された。

《皆様に警戒心を持ってほしいという気持ちで……》

 だが、コロナに感染したというこの投稿は、タチの悪い冗談だった。

 同日、ジェジュンの公式ホームページでは、《感染の事実はないことをここにご報告させて頂きます》。ジェジュン自身もインスタグラムでこう説明した。

エイプリルフールジョークでかなり行き過ぎた感もありますが、短い時間の間、多くの方々が心配してくださいました。絶対!!!他人事ではありません。自分を守ることが大切な人を守ることだという話をお伝えしたかったのです。この文によって受けるすべての罰則は甘受します》

 だが、収拾はつかなかった。あまりのバッシングに同日夜にもジェジュンインスタグラムに上げた謝罪文を、日本語で再度ツイッターに掲載した。

《私は皆様に警戒心を持ってほしいという気持ちで、今、コロナウイルスの危険性や、対処方法、被害を収縮させるために、メッセージを伝えたかったのです》

韓国でも「処罰を求める」請願が1万件突破

 母国・韓国でも大炎上。文在寅政権が導入した政府に対する要望などを書き込む大統領府の「国民請願掲示板」でも、ジェジュンの処罰を求める請願が1万件以上寄せられている。

「同じようなケースとして、新型コロナウイルスに感染したと嘘をつき、渋谷区道玄坂のライブ会場で開催される音楽イベントに参加する旨をツイッターに投稿した30代男性が3月16日警視庁に逮捕されています。主催者にライブの中断などを余儀なくさせた、偽計業務妨害の疑いです。ジェジュンツイートも、その影響力の大きさを考えれば、まったくシャレにならない投稿です」(広告代理店関係者)

 問題発言の影響で、出演予定だった番組のキャンセルも相次いだ。ジェジュン問題発言の約6時間半後にラジオ番組(NHK第1「古家正亨のPOP A」)に生出演する予定だったが、急きょ見送りとなった。

「さすがに出せない」「異論ナシ」

 4月3日生放送ミュージックステーション 3時間SP」(テレビ朝日系)への出演もキャンセルに。ジェジュンの公式ホームページでは《出演を予定しておりました、明日4月3日放送の『ミュージックステーション 3時間SP』につきまして、諸般の事情により出演を見合わせる事になりました》と発表している。

「この“コロナ発言”を受けて、テレ朝側と事務所側が話し合い、『さすがに出せない』と出演見送りで話がまとまりました。誰からの異論もなかったですね。本来なら先日リリースした新曲を、トップバッターの乃木坂46に続く2番手で披露する予定だった。緊急降板だったので、代役を立てるわけにもいかず、ジェジュンさんの分の出演時間は、乃木坂46白石麻衣さん卒業特集のVTRなどで調整することになりました。現場はバッタバタでしたよ」(テレ朝関係者)

 じつは、ジェジュンの人騒がせなエイプリルフールの“冗談”は、これまでもかなり悪目立ちしていた。

2014年4月1日にはツイッターで『3年以内に結婚します』と発言し、ファンから悲鳴が上がっていましたが、まったくのウソだった。これはまだマシでしたが、2017年4月1日に台湾で行われたライブでは、ステージ上でアンコール明けの曲の途中で急に倒れ、SPに担がれるという事態に観客は青ざめていた。が、これもパフォーマンス。直後にネタばらしをしていましたが、一部のファンはドッチラケでした」(スポーツ紙記者)

“韓国版・手越祐也”というスキャンダラスな評判

 ジェジュン3月1日に、新型コロナウィルス拡散防止のために3000万ウォン(日本円約260万円)を「希望ブリッジ全国災害救護協会」に寄付し、ファン以外からも称賛されていただけに、今回のエイプリルフール騒動には腹を立てた関係者も少なくなかった。

コロナ防止の寄附もパフォーマンスですよ。実際、彼は知り合いの女の子と、コロナが問題となっていた3月半ばに一緒に箱根へ旅行に行っているそうです。そもそもジェジュンは“韓国版・手越祐也”と陰では呼ばれているくらい女性関係が派手。日本人女の子が大好きなんです。最近では、アパレル関係の会社経営者とつるんでいて、『ジェジュンがいるパーティ来ない?』と日本人女性を誘っているのです」(芸能プロ関係者)

今でも「東方神起時代」というワードはNG

 韓国芸能界に詳しいジャーナリストが解説する。

「本音で喋ってしまう、素直すぎる性格なんですよ。天然というか、空気が読めない性格。いちばん驚いたのは、2009年東方神起が出演するCMの記者会見の時。ジェジュンが急に『夜の街を一人で外出していたら警察に職務質問されました』というエピソードを話し始めたんです。CMとは関係ない突拍子のない話に会場は静まり返ってしまいました。彼は周りを楽しませようとリップサービスをしたつもりだったようですが、会見後に関係者から『今の発言は絶対に書かないでください』と各メディアに通達がありました。

 怒りや不機嫌も隠せない。今でもジェジュンに『東方神起時代』というワードはNGです。過去の話についてインタビューするときは、『グループ活動』『5人だったとき』という表現を使わなければならない。彼はあからさまにムッとしますから」

 事務所との衝突で韓国での活動に制限があるジェジュンは、日本で個人事務所を立ち上げ、日本芸能界での再起を狙っていた。3月13日に発売した3枚目のソロシングル「Brava!! Brava!! Brava!!」がオリコン1位に輝いている。その矢先のこの失言。関係者はガックリ肩を落としているという。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

《私は新型コロナウイルスに感染しました》の投稿がなされたインスタグラム