主演・大泉洋、監督・福田雄一による映画「新解釈・三國志」が、12月11日(金)に公開されることが決定。さらに追加キャストとして、ムロツヨシ橋本さとし、高橋努の出演が明らかになった。

【写真】くせ者の編集者に扮した大泉洋のビジュアル

■ コメディー界屈指のヒットメーカーによる“新解釈”の「三國志

今からおよそ1800年前、西暦約200年の中国・後漢の時代を舞台に、魏、呉、蜀の3国が中国の覇権を巡り群雄割拠していた史実をまとめた書物「三國志」。

三國志」には、魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備玄徳をはじめ、中華統一を目指す、一癖も二癖もある個性豊かな武将が登場し、戦うことから、日本でも小説や漫画、そしてゲームなど多くのコンテンツが作られ、親しまれてきた。

そして、「三國志」で語られる逸話の中には、現実味に欠ける話や、解き明かされていない謎も数多く存在し、読み手によってさまざまな解釈がされている。

この有名歴史エンターテインメント「三國志」を、実写版「銀魂」(2017年、2018年)や「今日から俺は!!」(2020年)、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ(2011年ほか、テレビ東京系)など、コメディー界屈指のヒットメーカーとして活躍する福田監督がオリジナル脚本で映画化。

主人公となる、「蜀」の武将・劉備玄徳を演じるのは大泉。「劉備玄徳を大泉さんがやらないんだったら、これはもう全然やる必要のないものだという感覚でした」と福田監督に言わしめた大泉が福田監督と初タッグを組み、誰も見たことのない歴史エンターテインメント作品を生み出す。

諸葛亮、関羽、張飛も“新解釈”された新しいキャラクターに!

今回、蜀を導く天才軍師・諸葛亮孔明役をムロ、仁義に生きる豪傑・関羽役を橋本、超怪力の猛将・張飛役を高橋が担当することが明らかに。

諸葛亮孔明は、蜀のために采配を振るい、明晰な判断力と予見力で敵を翻弄(ほんろう)し、戦場に神算を描く“カリスマ軍師”として歴史上名高い人物。

それにもかかわらず、映画化発表時には大泉に「めちゃくちゃ軽い諸葛亮」と言わしめた、まさに“新解釈”された新しい諸葛亮孔明となる。

そして、劉備と共に「桃園の誓い」で義兄弟となる誓いを結び、仁義に生きる豪傑・関羽と、超怪力の猛将・張飛の2人。ボヤキ続ける劉備と共に蜀を盛り立て、“ワンチーム”で覇権争いを戦い抜いていく。

なお、三(サン)國志を描く本作は、毎月3(サン)日に、この群雄割拠の戦いに参(サン)戦するメンバーと、撮影現場での特別映像が発表&公開されるとのこと。

■ “稀代の天才軍師”諸葛亮孔明とは?

三顧の礼」を尽くした劉備の志に強く引かれ臣下となり、蜀のために采配を振るった軍師。明晰(めいせき)な判断力と予見力で敵を翻弄し、戦場に神算を描くカリスマ軍師として知られている。

ムロツヨシ コメント:ムロくんの役は諸葛亮孔明です、と福田監督に言われました。本気ですか?と聞きました。本気、大丈夫、劉備役を大泉洋さんがやるから、と答えがきました。

肩に力入れまくってガチガチの投球フォームで全力投球します、とお答えしました。うん、普通に投げて、と返ってきました。

こんな時代にお届けしたい喜劇。みんなで映画館で笑おう。笑いにきてください。笑ってください。だから皆さん、それまで、どうか笑っていてください。

■ “仁義に生きる豪傑”関羽

忠義に厚く豪快な生き様で、劉備の立身出世に貢献した武将。巨大な青龍偃月刀と「美髭公」と呼ばれるほどの見事な髭がトレードマーク、という人物として知られている。

橋本さとしコメント:いよいよ「新解釈・三國志」上映ですか! 思い返せば、福田さんが演出していたミュージカルの稽古中に呼び出され、ダメ出しでも食らうのかと思ってビビっていたら、「三國志の関羽やりますぅ?」「あ、やりますぅ」という感じで頂いた役…が、関羽って三國志唯一神格化されてる武将ではないですか!!

これは気合いを入れなくてはと、鼻息も荒く現場に入りましたよ。はい。ところがピリピリ感は皆無。ワンカットごとに監督の笑い声が響く。そこに大泉さんのゆるい空気感が相まってなかなか居心地のいい現場でした。

まあ、福田さんは他力本願…いや失礼! 福田さんはスタッフにも役者にも絶対的な信頼を寄せていて、各々が最高の仕事をするのをガハガハ笑って見ているという感じ。まるでニコニコしたジャイアン! まさに、プロフェッショナルな福田組でした。

■ “超怪力の猛将”張飛

関羽と共に劉備の人柄に惚れ込み、仕える武将。並み外れた勇猛さを持ち、短気で豪快な戦士、という人物として知られている。

高橋努コメント:念願の福田組は狙っていくとウケないし、全然駄目だと思ったらオッケー出るし、分からないけど監督笑ってるし、三國志だから現場は遠いし、だけど中国じゃないし、役がデブの設定だし、肉襦袢は暑いし、装備は重厚だし、顔じゅう毛がモジャモジャだし、指と手にもモジャモジャつけるし、それでアクションやるの大変だし、馬に乗るの難しいし、初日から長台詞を長兄(劉備)と兄者(関羽)と合わせて言わなきゃいけないし、全然合わないし、でも監督オッケー出すし、めっちゃ笑ってるし、長兄はずっとグチグチ言ってるし、兄者は変なリアクション唐突にするし、皆さんの芝居に笑い堪えるの必死だし、監督めっちゃ笑ってるし、その笑い声聞こえてくるし、今回の自分のスタンスをムロくんに相談したらみんなにバラされて恥ずかしいし、いやぁ、実に楽しかった。(ザテレビジョン

ムロツヨシ、橋本さとし、高橋努が、12月11日(金)公開の映画「新解釈・三國志」に出演する