レアル・サラゴサに所属する香川真司が、パリ・サンジェルマン所属のアンデル・エレーラが行っているサラゴサ市の支援活動に参加している。

 サラゴサでプレーしている香川と、サラゴサの下部組織出身であるエレーラ。両者は2014年夏、わずかな期間だったがマンチェスター・Uでの同僚だった。

 エレーラはプロデビューを果たした地が、新型コロナウイルスで困難に直面している状況に、“サラゴサ市を支援しよう”という募金活動を展開。エレーラとの縁と、サラゴサの街との縁もあり、香川も応じて自費での寄付に至った。

 香川側はエレーラやサラゴサ市と寄付の用途について話しており、サラゴサ市内で買い物などに行くことのできないお年寄りの自宅に食事をデリバリーするための資金として使用される見通しとなっている。

 エレーラは香川をはじめとした支援に「寄付に協力していただいた皆さん、ありがとうございます。当初目標としていた金額の寄付金を大幅に上回っています。特に友人である真司は日本人であり、サラゴサに来てから、まだ月日は短いにもかかわらず多額の寄付をしてくれました。ありがとう」とコメント。

 また、サラゴサ市長も「素晴らしい、感動的なスポーツ選手の振る舞いです。アンデルや真司、そして“Vamos Zaragoza”キャンペーンに参加していただいた多くの方々に感謝いたします」と、感謝を伝えている。

[写真]=Getty Images