名手カカ氏が出した答えにスペイン紙も注目 「C・ロナウドと一緒にプレーした。でも、答えはメッシだね」

 かつてACミランレアル・マドリードで活躍した元ブラジル代表MFカカ氏が、バルセロナアルゼンチン代表FWリオネル・メッシユベントスポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのどちらが上かという「最強比較論」について、自身の見解を語った。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 現役時代、カカ氏はロナウドとともに2009年の夏にレアルへと加入した。ロナウドとは、いわば“同期”の関係だが、「僕はクリスティアーノと一緒にプレーした。でも、(どちらが上かと尋ねられたら)その答えはメッシだね」と、比較論ではライバルクラブのエースを上に位置付けている。そして「メッシは天才で、才能の塊だ。彼のプレーは信じがたいものだよ」と絶賛した。

 一方、ロナウドに関しても「クリスティアーノは、マシン(機械)のようだ」と高く評価し、「彼の力強さやパワフルさ、それに速さだけではなく、強靭なメンタリティーも含めてね。彼は最高であるために、常にプレーしたがっていて、勝ちたがっている。僕にとって、彼の最も素晴らしいところは、そこだよ」と、間近で見てきた印象を語っている。

 同じ時代に生まれた傑出した2人について、「サッカー史においても、彼らはトップ5に間違いなく入るだろう。同時に2人を見ることができることは、僕たちにとって幸運だった」と話した。

 また、カカ氏はブラジル代表でともにプレーした選手たちの中で、誰が最高の選手だったかという質問にも答え、「フェノメノ」と呼ばれ、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)でも得点王に輝いたロナウド氏の名前を挙げている。

「キャリアの中で、僕は素晴らしい選手たちとプレーすることができた。その中でも、ロナウドが最高の選手だった。その次は、ロナウジーニョだね。ミラン時代も、レアル・マドリード時代も、何度も対戦する機会に恵まれたよ」

 2007年にバロンドールFIFA最優秀選手賞を獲得するなど、自身も栄光に彩られた現役時代を過ごしたカカ氏。数々のスター選手が生まれてきたサッカー界だが、今後どのようなタレントが現れるだろうか。(Football ZONE web編集部)

元ブラジル代表カカ(中央)がメッシとC・ロナウドについて言及【写真:Getty Images】