彼女にLINEで振られ、マッチングアプリを再開した社会人27歳コバヤシアプリを再開して、そろそろ1年が経とうとしています。この間、それなりに多くの方々に出会ってきました。が、コラムを読んでくださっている方からすると、「まだコバヤシには彼女ができねーのか」と思っているんだろうなと察します。正直僕自身も焦ってました。やばい。しかし焦りに焦った結果、たどりついたのが「『好き』って……なんだっけ?」という境地。

これまでのお話はコチラ

今回は、「恋人づくりに必死すぎて、恋愛が何なのか分からなくなっていないか」というテーマで話していこうと思います。

4000人から選ばれた男

以前も話しましたが、こんな状態の僕をよそに友人オオモトはアプリを始めて2週間で彼女ができました。それだけなら喜ばしいニュースなんですが、調子に乗った彼はLINEでちょいちょいこちら側を煽ってくるのです。

「よう雑魚ども」「彼女とデートだから遊べないや笑」「今の彼女最高すぎて文句ない」

なんだこいつ。日々送られてくるヤツからのメッセージイライラしてました。

「くそー、ぜったい俺だって彼女つくってやる!」

そう思いながらひたすらマッチングアプリにふけっていたある日、僕は自分の人生を変える1人の女性とマッチングします。

その女性は25歳OLのサヤさん(仮名)。共通点も多く、プロフィール文から伝わる人柄に好感を抱き、「いいね」を送った方でした。

サヤさんの注目すべきポイントは、なんといっても「いいね」をもらった男性の人数。その数、なんと4000です。

それもそのはず、彼女がアプリに載せている写真は、とんでもなく美人だったからです(「美人だったから『いいね』を送ったんじゃない」といっても信じてもらえないだろうが……)。

いいね数4000の美女サヤさんとマッチングしてしまう“モテない男代表”27歳コバヤシ。なぜ、いくらでも男から言い寄られそうな美女が僕とマッチングしてくれたのか?は謎でしたが、メッセージのやりとりをしてみると、とても話が合い、盛り上がりました。そして、そのままトントン拍子でサヤさんとデートまで行けることに。

アプリを始めたころの自分は、カーストの高い美女を前に緊張していました。しかし、アプリを通して多くの女性と2人で会うことに慣れていったため、今回はほとんど緊張しませんでした。女性への対応を学ぶことができるというのもアプリメリットです。

サヤさんとはデートを重ねることができ、4回目で告白。OKを無事もらえました。

からの……

さぁこれで、コバヤシアプリ奮闘記も終わり……。

と思いきや、そうはいきませんでした。

なんとサヤさんとは、お互い合意の上1か月で別れました。

我ながら短っ……!中学生の恋愛か。

要因は、根本的に合わなかったということに尽きます。サヤさんとは話が途切れることなく、3~4回デートしているのに告白しないのもタイミングを逃してしまう気がし、「付き合ってみないとこれ以上は分からない」という思いもあり告白しました。

しかし今考えてみると、彼女をつくることに焦りすぎていたのかもしれません。焦った結果、「好き」を誤解して告白していた気がします。

30歳という年が見え始め、友人知人の中には結婚する人も増えてきています。そうじゃなくても、周りは彼氏彼女がいる人ばかり。アプリをやり続けていても、交際までいけず気づいたら1年近くも時間が経過。そのうち段々「人を愛すること(我ながら言ってて寒いけど)」を見失い、「恋人がいる生活」というものに執着していった気がします。目の前にいる異性が自分に合う人なのかどうか、感覚が麻痺していたんだろうな。

いつまで待てば良い?

サヤさんと別れてから1週間後。真っ赤な夕陽と影に染まる鉄道橋を見ながら河川敷を歩いていると、手をつないで笑顔で話しながら歩く夫婦とすれ違いました。その時ふと、

「自分が本気で好きになるような人がホントにこの世の中にいるんだろうか……」

という思いが頭の中に浮かんできました。

人を好きになるって難しい。

そのうち、「恋愛と結婚」というテーマで色々と考え始めました。歳を重ね、時間が過ぎ去っていくうちに「子供産むことを考えると早く結婚したい」「そろそろ身を固めたい」「親に安心してもらいたい」などといった気持ちで結婚を決断していくもんなんだろうなと思いますが、その時、本当に好きな人と結婚していない人もいるんだろうか。皆どのくらい相手に妥協して結婚しているんだろうか。

よく「恋愛と結婚は違う」と聞かされはするものの、正直いまの自分は結婚したこともないしあんまりよく分かりません。

1人で生きていくのは色々とリスクが生じがちだし、子孫をつくらないといけないから人生のパートナーをつくる。それが結婚ということなんでしょうか。小さいときは、世界で一番好きな人と結婚するもんだと教えられていたような気がします。人類の歴史を見るとそうとはいえませんけど。

うーん、よく分からない。いまの若い自分には全然分からない。本当に好きな人と何年後に会えるのかも分からない。

とりあえず考えても答えがすぐに出てきそうもなかったので、その日は自分へのご褒美としてコーヒー牛乳を買って家に帰りました。「若い」通り越して「幼い」か。

結婚って、本当に好きな人とするものじゃないんですかね?
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