ロンドンブーツ1号2号田村亮が、4月7日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で約9か月ぶりに地上波復帰を果たす。亮は、昨年6月に闇営業への参加問題を受けて、雨上がり決死隊宮迫博之とともに会見を開き、所属の吉本興業から謹慎処分を受けていた。

 亮の復帰は年明けに発表され、1月30日に行われたトークライブの「舞台」で復帰し、2月27日深夜放送のインターネット番組『ロンドンハーツAbema特別編』(AbemaTV)でも姿を見せていた。ライブ、インターネット番組、地上波と、段階を追ってスムーズな復帰がなされていると言える。ここに尽力したのはほかでもない、相方である田村淳であろう。亮の復帰に先駆けて、昨年12月に、淳はコンビが所属する事務所である「株式会社LONDONBOOTS」を立ち上げている。こちらも亮の復帰の場を用意する狙いがあった。

 スムーズに復帰できた亮に対し、いまだ芸人としての本格的な復帰が叶わず、YouTuberとして活躍する宮迫との差はどこでついたのだろうか。
 「淳は、昨年から亮の復帰へ向けて水面下でも動いていました。『ロンドンハーツ』では、『昨年は週3くらいで事務所(吉本興業)へ行っていた』とも話しており、吉本と密接なコミュニケーションを取っていたと言えるでしょう。こうした動きをアピールしなかった点も好感度が高いですね。一方の宮迫は、YouTuberデビューを唐突に行ったように、場当たり的であり緻密さを欠きます」(芸能ライター)

 亮の復帰までの流れを見ると、テレビの改編期である4月の復帰を意識し、そこから逆算して地ならしをして行ったと見て取れる。復帰の場を小出しにすることで、亮を現場に慣らしていく意味合いもありそうだ。かねてよりビジネスの才覚が評価され、政治家進出も噂される淳の敏腕ぶりがいかんなく発揮されたと言えそうだ。

ロンドンブーツ1号2号・田村亮