スペイン代表で共闘した名手イニエスタの存在も大きな要素か

 元スペイン代表MFダビド・シルバは、今季限りでマンチェスター・シティとの契約満了を迎えることから去就が注目されている。英紙「デイリー・スター」は母国スペインやアメリカに加え、同胞MFアンドレス・イニエスタが所属するJ1ヴィッセル神戸からもオファーが届いていると報じた。

 34歳のシルバは2010年にバレンシアから加入し、シティで10年間プレープレミアリーグ4度をはじめ、FAカップ2度、リーグカップ4度、コミュニティーシールド3度のタイトルを手にした。

 今季限りで契約満了を迎え、シティからの退団を明言しているシルバ。移籍先候補としてアメリカや母国スペイン、日本などが挙がっている。

 アメリカの中では、シティと姉妹クラブのニューヨーク・シティに加え、元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるインテル・マイアミも獲得を熱望しているという。

 スペインでは、1部ベティスからのオファーが届いているとされる。一方でシルバは出身地のカナリア諸島を本拠地とするラス・パルマスでキャリアを終えたいと考えているようだが、同クラブは現在2部リーグということもあり、有力候補からは外れているようだ。

 そして、3つ目の候補として挙がるのが日本だ。記事では、「シルバは彼の親友であるアンドレス・イニエスタがキャプテンを務める日本のヴィッセル神戸からもオファーを受け取っている」と報じられている。昨季限りで現役引退したFWダビド・ビジャプレーした天皇杯王者への加入の可能性も残されているようだ。

 バルセロナ出身のMFセルジ・サンペール、ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンなどビッグネームが数多く在籍している神戸。また1人ビッグネームを加えることができるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

今季限りでマンチェスター・シティの退団が決まっているMFダビド・シルバ【写真:Getty Images】