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もくじ

「ジープ基準クリア」の最上級
思いのほか小さく、乗ると上質
悪路でも一歩先に行ける安心感

「ジープ基準クリア」の最上級

AUTOCAR JAPAN sponsored by ジープジャパン
text:Takuo Yoshida(吉田拓生)
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)

コンパスジープ・ファミリーの中ではおとなしめの1台と思われているかもしれない。

だがジープは日本で最も売れているアメリカ車ブランドであり、中でもコンパスは最も日本の道路事情に合ったサイズの1台であることを忘れてはならない。

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今回試乗したジープコンパス・トレイルホークコンパス・シリーズに用意された特別限定車である。ちなみにトレイルホークとはジープの各モデルに用意されている特別限定車である。

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ラングラーやレネゲード、チェロキーといったモデルは通常のカタログモデルに最上級グレードであるトレイルホークの設定があるが、コンパスのそれは限定車としてのみ販売されている。

試乗車のボディカラーはブリリアントブラッククリスタルだったが、こちらはディーラーの在庫限りの色らしいので、気になった方はお近くのJEEPディーラーに問い合わせたほうがいいだろう。

限定車はボンネット中央がマットブラック仕上げになっている点と、専用の17インチアルミホイール等がアクセントとなっている。

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またトレイルホークのエンブレムの他、フロントフェンダーには誇らしげに「TRAIL RATED 4×4 (トレイル・レイテッド4×4)」のバッヂも掲げられている。

これはジープが独自に設けたオフロード走行の基準であり、厳しいテストをクリアしたモデルだけに与えられる称号である。

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4月18日には新たな限定色が出るというコンパス・トレイルホークを試乗し、ジャストサイズのジープの魅力に迫ってみることにしよう。

全国100台限定 ジープ・コンパス・トレイルホーク グレーマグネシオメタリック

思いのほか小さく、乗ると上質

全長4400mm、全幅1810mmというコンパスのボディは、グランドチェロキーやチェロキーと似た意匠で一見大きく見える。

だがサイズ感としてはBMWのX1よりもわずかに小さく、トヨタC-HRよりほんの少し大きい程度だ。

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いっぽう上記のライバルよりも全高ははっきりと高く、そこにオフロード生まれのジープのDNAが感じられる。

室内に乗り込むと、センターコンソールに据えられたセレクテレインシステムが目に入る。これはダイヤル型のスイッチで4WDロー(低速ギア)や4WDロック(デフロック)、ヒルディセントコントロールの他、オート、スノー、サンド、マッド、ロックという走行モードを選べるトレイルホークの要である。

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ちょっとしたオフロード走行ができる場所を目指し、まずはオンロードを走りはじめる。

9速ATと組み合わせられた2.4L自然吸気マルチエア・エンジンはパワー感がフラットでとても軽快な印象。

4WDシステムはオンデマンドなので、オンロードの時はほぼFFの状態なのだと思われるがとにかく伸びがいい。

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一方コーナリングも腰高感がなく、コーナーの切り返しのような場面でも躊躇なくステアリングを切っていける。

またこのクラスとしては平均的な遮音性により、クルマ全体がしっとりと上質に感じられる点も印象的だった。

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ジープの、しかもトレイルホークというと週末のアウトドアのイメージが強いが、コンパス・トレイルホークはシーンを選ばず使いこなせる1台なのである。

全国100台限定 ジープ・コンパス・トレイルホーク グレーマグネシオメタリック

悪路でも一歩先に行ける安心感

日本の林道や海辺に通じる道などはとかく道幅が狭いことが多い。このため走破性能は過ぎ売れていても、実際にはボディが大きすぎて踏み込んで行けないSUVも少なくないのである。

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その点コンパスは違う。

今回も草木が覆いかぶさってきそうな狭い道を抜け、岩がゴツゴツとした海辺までやってきた。

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撮影のため岩の段差に片輪を掛けてみると、さっそく後輪がズルッと滑るのがわかった。つまり一般的な4駆ならこれ以上奥に踏み込むことはできない。

だがセレクテレイン4WDローと4WDロック、ROCK(岩場)モードを選ぶと、何事もなかったかのように4輪が濡れた岩を掴み進んでいく。

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アイポイントも高く、また4輪の位置を直感的に把握しやすいので、狙ったラインを正確にトレースできる点にもジープらしさがしっかりと感じられた。

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しかも車体下を覗いてみると、パワートレインなど重要部品の下にはちゃんとアンダーガードが付いていたりするのだ。

普通に考えれば、コンパス・トレイルホークが使用されるステージの99%はオンロードだろう。だがいざという時に本格的なオフロードを苦にしない高い走行性能が、これまでよりも一歩先のフィールドに繰り出すことを可能にしてくれる。

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走るコンディションを選ばない、タフなクルマを所有しているという感覚もオーナープライドをくすぐるはずだ。

ジープコンパス・トレイルホークは、日本の道にマッチした頼れる1台なのである。

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【これさえあれば】トレイル・レイテッドのジープ・コンパス 特別限定にしてシリーズ最上級